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無理に小沢氏を引き止めることはない

刑事事件の被告について、身分の取り扱い上推定無罪の原則が妥当するのは当然だが、推定無罪の原則に逃げ込んで本人が知らぬ存ぜぬを決め込んでいるのを放置しておくのもおかしなものである。

日本のかつての武士だったら、周りの人に迷惑をかけないように処する筈である。

私は、小沢氏には大人しく政治の第一線から退いていただくのが一番いいと考えている。

仙谷官房長官は、今回の起訴議決について、刑事訴訟手続の一環である、とか、推定無罪の原則もありますから、などと、少し的を外した答え方をしているが、小沢氏を民主党の枠の中に閉じ込めようと余計な気をまわさない方がいい。

菅内閣が大した理由も無くここで小沢氏を無理に引き止めようとすれば、それは菅総理の保身のため、ということになる。

こういう後ろ向きのことは、ほどほどにした方がいい。

政治家小沢一郎氏の出処進退を問う、ぐらいのメッセージを出さないと、この臨時国会すら乗り切ることは難しくなる。

日本の国民は基本的に綺麗好きである。

ゴミが道路に散乱しているのを黙って見ていることには、基本的に堪えられない。

住宅地に入れば、大抵のお宅の前の道路は綺麗に掃き清められている。

汚いものは見たくないし、悪臭を放つものはさっさとどこかに片付けたくなる。

菅総理や仙谷官房長官がどの程度綺麗好きかは知らないが、余計なものはさっさと片付けるに限る。

それにしても、武士道が日本人の心を捉えていた頃は、人から指弾される前にそれなりの対処をしたものだ。

今は、武士道も騎士道も何もない時代だということだろう。

有罪判決が確定しても無罪だと主張する政治家が、何人も現れる時代になっている。

有罪の確定判決を受けた人でもいつの間にか政治の表舞台に戻ってきて、政府の枢要な地位を占めるに至っている。

今の政治の世界は、どうも世間の常識とは異なった常識が通用する、変な社会のようだ。

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