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タイ中銀、政策金利を予想通り据え置き 成長予測を下方修正


[バンコク 24日 ロイター] - タイ中央銀行は24日、主要政策金利の翌日物レポ金利を過去最低の0.50%で据え置いた。ただ、新型コロナウイルスの流行を理由に今年の経済成長予測を下方修正した。

金利の据え置きは全会一致で決定。中銀は今年に入り3回の利下げを実施している。

ロイター調査では、エコノミスト20人中17人が据え置きを予想、3人が25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想していた。

中銀は今年の経済成長率をマイナス8.1%と予測。3カ月前の予測はマイナス5.3%だった。

タイは段階的に経済活動を再開しているが、製造業や観光業が夜間外出禁止令や国境封鎖で打撃を受けた。今年は過去最大のマイナス成長となる可能性がある。

中銀の金融政策委員会は「年明け以降の追加金融緩和や追加で発表された財政・金融・信用面の対策が悪影響の緩和に寄与しており、感染収束後の景気回復を下支えし、物価目標の達成を促し、金融不安のリスクの削減するとみられる」と表明した。

中銀は第2・四半期の経済成長率が2桁のマイナス成長になると予測。バーツ高が景気に悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。市場を注視し、適切な追加措置が必要かを判断するとしている。

中銀は昨年8月以降、5回の利下げを実施しており、エコノミストの間では、今回厳しい景気見通しを示したにもかかわらず、利下げを見送ったことから、追加利下げの可能性は低いとの見方が出ている。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ガレス・レザー氏は「今後数カ月は、需要を支えるために、どのような非伝統的措置を講じられるかを重視する可能性が高い」と述べた。

中銀は今年の輸出を10.3%減と予測。従来予想は8.8%減だった。

今年の外国人観光客は80%減の800万人になる見通しという。

来年の経済成長率予測は5.0%。3月時点の予想3.0%から上方修正した。

今年の総合インフレ率はマイナス1.7%となる見通し。従来予想はマイナス1.0%だった。中銀の目標レンジは1-3%。

*内容を追加しました。

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