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独最高裁、米フェイスブックはデータ収集制限に従うべきと判断

[カールスルーエ/ベルリン(ドイツ) 23日 ロイター] - 独連邦裁判所(最高裁に相当)は23日、米フェイスブック<FB.O>は連邦カルテル庁によって課された利用者のデータ収集の制限に従うべきだとの判決を出した。下級審は同制限に仮差し止め命令を下していたが、この執行停止を決定した。

フェイスブックが市場の独占的地位を悪用し、同意がないまま利用者の情報を収集したとのカルテル庁の見解を支持した。

ピーター・マイヤーベック裁判長は、フェイスブックがドイツで独占的な地位を占めているというのは疑う余地がほとんどなく、カルテル庁が禁止する会員規約の悪用があったことも確定的だと指摘。

「フェイスブックは利用者に、自分自身の情報を少なめに公表するという選択肢を与えるべきだ。とりわけ、フェイスブック外で公表する情報についてはそう言える」とした。

カルテル庁のアンドレアス・ムント長官は判決を歓迎し、「データが収集され、違法に悪用された場合、市場支配力の悪用を防ぐため、反トラスト法(独占禁止法)に基づく措置を講じることが可能であるべきだ」と強調した。

フェイスブックは、今回の判決はカルテル庁の命令に対する不服申し立ての手続きとは直接関係がなく、同手続きは継続するとコメント。

「反トラスト法に抵触する地位の悪用はないとのわれわれの立場を今後も主張する」とし、「ドイツで当社の商品やサービスを利用する人々や企業にすぐに変更が生じることはない」と説明した。

法律の専門家らは、独当局は世界に先行して、データ収集の独占的地位が反トラスト法に関連する問題かどうかを探っているため、今回の決定は幅広い影響を及ぼす可能性があると分析した。

カルテル庁は、フェイスブックが傘下の対話アプリ「ワッツアップ」や写真共有アプリ「インスタグラム」を含む外部アプリからデータを収集する手法や、フェイスブックの「いいね」や「シェア」ボタンを通じてアカウントを持たない利用者を追跡していることを問題視してきた。

2019年2月にカルテル庁が出した命令では、フェイスブックは利用者から自発的な同意を得た場合のみ、ワッツアップやインスタグラムのデータをフェイスブックのアカウントに統合できるとしていた。

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