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『セーラームーン』が好きだった金与正、『愛の不時着』に怒る

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2018年9月、第5回南北首脳会談での金与正氏

「遠からず、共同連絡事務所が跡形もなく崩れる光景を目にするだろう」

“爆破女” 金与正氏の予告どおり、6月16日、「南北融和の象徴」は木っ端微塵に崩れ落ちた。

 北朝鮮・開城市にある南北共同連絡事務所の爆破は、韓国の脱北者団体が散布したビラに対する報復とするのが、大方の見解だ。だが、「デイリーNKジャパン」編集長の高英起氏の見方は異なる。

「金正恩・与正が本当に激怒していたのは、『愛の不時着』のほうではないでしょうか」

『愛の不時着』とは、韓国のテレビ局tvNが放送し、現在、日本でも大ブームを巻き起こしている韓流ドラマだ。

 パラグライダー中の事故で北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢と、そこで出会った北朝鮮軍将校にロマンスが生まれる、というラブコメだが……。

「自然で、リアルな北朝鮮を描いていると評判です。しかし、『北朝鮮の保衛部が麻薬取引や密輸をやっている』『拷問がある』など、北朝鮮が激怒してもおかしくない内容が描かれているんです」(高氏)

 実際、2020年3月には、北朝鮮の対韓国宣伝サイトが、『愛の不時着』をこう罵っている。「虚偽と捏造に満ちた、虚しく不順極まりない反・共和国(=北朝鮮)ドラマ」だと。

 山梨学院大学元教授で、宮塚コリア研究所代表の宮塚利雄氏が語る。

「『韓流ドラマ』ーー北朝鮮いわく『退廃した資本主義の思想・文化』の流入は、独裁体制を揺るがしかねない危険なもの、と当局は警戒しています」

 金与正氏の “導火線” に火をつけたのは、大人気ドラマだったのであるーー。

 今回の爆破のみならず、最近の与正氏は、兄・正恩氏のお株を奪うような、過激な罵倒を繰り返している。たとえば、韓国・文在寅大統領に対する「吐き気がする」「鉄面皮」といった暴言もそのひとつだ。

 だが、2018年の平昌五輪開会式では、「ほほえみ外交」を展開していたことも事実。いったい、彼女の正体とはーー。

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