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コロナで定着する期日前投票は、選挙戦をどう変えるだろうか

東京都知事選挙の期日前投票が大幅に伸びているようである。

三密を避ける最も手っ取り早い方法が期日前投票の活用であることは大方の人がご存知だったと思うが、地域によっては前回の4倍以上にもなっているということのようだから、大変な変化である。

政見放送を聴かれた方がどのくらいになっているか、選挙公報をどの程度の人が読んでおられるか、街頭演説会や個人演説会に出て候補者の顔を見た方が何人おられるか、候補者の演説を自分の耳で聞かれた方が何人おられるか、等のデータが全くないので、何とも言えないところがあるが、選挙が告示になった翌日から始まった期日前投票にこんなにも多くの方が期日前投票をしているということは、選挙期間中に行われる各候補者の選挙運動には関係なく投票先を決めておられた有権者がそれだけ多くなっていた、ということだろう。

公営ポスター掲示場に未だにご自分のポスターを貼り出しておられない候補者が何人もおられるが、少なくともそういう候補者は期日前投票の対象者には入っていないはずである。

まあ、どういう方々をいわゆる組織票扱いしていいのか問題があるが、期日前投票は大体は組織的背景がある有権者が好んで選択する投票方法なので、常識的に考えれば組織票が相当動いているな、と見ておいた方がいいだろう。

最後の最後まで投票先の決定を先延ばしにされる熟慮型の有権者がどの程度おられるか。

かなり少ないんだろうな、という印象である。

今回の東京都知事選挙は、選挙の火蓋が切って落とされた瞬間に事実上終わっていた、などと評される状況になっているのかも知れない。

毎日が投票日、という期日前投票のことを考えると、少なくとも選挙が始まる3か月ないし半年前には何らかの活動を開始する必要がある、ということだろう。

後出しじゃんけんはもはや通用しない、ということだろう。

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