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スパコン富岳が4部門世界一「1位ではなく最高性能を目指した結果」

共同通信社

理化学研究所と富士通が開発・整備を進めた「富岳」が、世界のスーパーコンピューターの性能を競う最新ランキングで、4つの部門において1位を獲得した。

計算速度を競う「TOP500」での世界一は、日本としては2011年11月の「京(けい)」以来8年半ぶりとなる。計算速度は、1秒間に41.5京(京は1兆の1万倍。41.5京は1兆の40万倍以上)の回数で、前回1位だったアメリカの「サミット」(14.8京回)に大差をつけた。

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理研と富士通は23日、世界第1位獲得を受けて共同で記者会見を実施。理化学研究所の松本紘理事長らが登壇し、富岳の開発までの道のりについてや関係者への感謝を述べた。

会見の冒頭で松本氏は、2014年にプロジェクトがスタートし、地方自治体や国から支援を受けて開発が続けられてきた富岳が4つのスパコンランキングで「4冠馬ならぬ4冠機に」輝いたことに「ホッとしていると同時に大変嬉しく思います」と語った。

富士山の異名から取られた名前の通り、スピードが速いだけではなく、ソサエティ5.0でも優秀な性能を示す「高い性能と裾野の広い能力」を目指した富岳。ソサエティ5.0時代にはAIやビックデータ解析など様々なアプリケーションに対応する必要があるため、開発はソフトウェア面とハードウェア面を並行して行い、ベストのパフォーマンスを発揮できるよう意見交換をしながら進めたという。

同氏は今回の栄冠に輝いたのは、こうした「co-design(コデザイン)」と呼ばれる手法によって進めたことが大きいと説明。その上で「まだまだパフォーマンスを上げる努力の余地がある、今後最大限の性能を引き出す努力を続けていくことに取り組みたいと思ってございます」と今後について話した。

計算科学研究センター・センター長の松岡聡氏も「全てのベンチマークで世界一に輝いたのは、アプリケーションで最高性能を出すマシンを作った結果であって、決してその逆ではない。すなわちベンチマークで1位を取ろうと思って作ったマシンではない」と説明した。

ネット上では今回の一報に「世界一おめでとう」「開発者の皆さんの努力が報われるのは嬉しい」といった声が相次いだ。

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