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東京都知事選挙の供託金はもっと上げていい

たった一人の都知事を選ぶのに、22人も立候補するというのだから、都知事選挙にはそれだけの魅力があるということだろう。

ポスターを一枚も貼り出さない候補者もいるくらいなので、何が何でも当選して、都政の舵取りをしたいという思いよりも、とにかく都知事候補者として名乗りを上げてみたい、政見放送にも出てみたい、といった軽い気持ちから立候補された候補者がそれなりにおられるのだろう。

泡沫と言われてもいい、とにかく自分の名前を売りたい、といういわゆる売名を目的とした立候補を端から否定する気はないが、如何にも選挙を軽々しく見ているようで、どうも感心しない。
もっと、真面目におやりになったら、と一言言いたくなる。

立候補の自由はどなたにもあるが、有権者を蔑ろにするようなことは止めていただきたいものである。

驚いたのは、候補者たるご自分の名前をどこにも表記せず、如何にも他の候補者の応援ポスターのようなポスターを公営のポスター掲示場に貼り出した候補者が二人も現れたことだ。

選挙ポスターの大きさに制限があることは、皆さんご存知だろうと思うが、選挙用のポスターに大きさの制限があるのは、あくまで公正な選挙を実現するためだが、複数の候補者のポスターで一人の特定の候補者の顔や名前を目立たせて、選挙戦を有利に展開しようとして編み出した選挙手法だろうが、どう見ても脱法的な選挙手法で、公正な選挙の実現を事実上妨害しようとするもののように思われる。

警察当局が取り締まりの対象にするかしないかは、今のところ何とも言えないが、有権者の方々が困惑していることは確かである。

候補者の名前が表記されていないので、どなたのポスターか一見して分からないが、ご本人には当選の意思が元々なく、特定の誰かのための選挙運動を展開しているつもりなのだろうから、有権者を愚弄するのも甚だしい。

選挙が終ったら必ず公職選挙法の見直しの議論が始まるはずだが、22人もの候補者が乱立するのは、やはり選挙の供託金が低すぎるからであろう。

この際東京都知事選挙の供託金を1000万円に引き上げたらどうか、という声が上がっているようだが、こういう脱法的な選挙手法の横行を防ぐためには、東京都知事選挙の供託金は少なくとも500万円以上にはした方がよさそうだ。

さて、皆さんのお考えは如何だろうか。

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