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「イージス・アショア配備停止が日朝交渉、そして拉致問題解決に向けた糸口に」講談社特別編集委員・近藤大介氏


 北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破を受け、「南北関係がこれ以上緊張しないことを我々も望んでいるところであるが、韓国あるいは米国としっかりと緊密に連携をしながら情報をしっかりと分析し、対応していきたい」とコメントした安倍総理大臣。日本は北朝鮮に対して、“北風と太陽”のどちらの姿勢で接するべきなのだろうか。

・【映像】朝鮮中央テレビが放送した爆破の瞬間映像

 中国や朝鮮半島情勢に詳しい講談社特別編集委員の近藤大介氏は「日本独自の制裁もやっているので、北風はずっと吹かせ続けている。一方、北朝鮮として、このままでは頼れるのが中国だけになってしまうが、植民地にはなりたくないという気持ちが強い。そこでそこに日本が入っていって、コロナに対する人道援助などができるというカードを持っておきたいところだ」と話す。

 折しも日本国内では、北朝鮮からのミサイル迎撃を想定した「イージス・アショア」の配備計画停止をめぐって紛糾している。近藤氏は、これが拉致問題解決の糸口になると指摘する。


「北朝鮮としては韓国ともアメリカともうまくいっていないので、これから日本というカードを切ってくると思う。逆に言えば、日本としては日朝関係を好転させるひとつのチャンスだということになる。拉致、核、ミサイルという問題がある中、特に安倍首相は“拉致の安倍”と言われるほど拉致問題を意識して首相になった人。被害者家族の高齢化が進み、横田滋さんも亡くなった。

一刻も早く拉致問題を解決しなければならない。偶然にもイージス・アショアの配備を止めることになったが、これは北朝鮮に対する好意的なメッセージにもなる。安倍総理としても、8年弱やってきて、政治的なレガシーがない。アベノミクスもコロナでダメになるのか、北朝鮮問題をなんとかしたいという気持ちがあるはずだ。トランプ大統領と仲が良く、直接物が言える首相だということを北朝鮮にアピールし、これまで文在寅大統領が担ってきたアメリカとの橋渡し役になることによって、道が開ける可能性がある」。

 そこでネックになるのが、北朝鮮とのパイプ役を担える政治家の不在だという。「親北派の政治家はあまりいないが、“無色透明”な人は結構いる。例えばイージス・アショアを止めた河野防衛大臣や、原爆を投下された広島出身である岸田政調会長。あるいは訪朝の経験のある石破さんも良い印象を持たれているようだ。その意味では、“ポスト安倍”の候補者たちは割と良い」。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

▶映像:朝鮮中央テレビが放送した爆破の瞬間映像

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