記事

フィッチ、インドの見通し「ネガティブ」に コロナが経済に打撃


[ムンバイ/ベンガルール 18日 ロイター] - 格付け会社のフィッチは18日、インドの格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大によって、経済に悪影響が及んでいると指摘し、今年度(2020年4月─21年3月)の成長率をマイナス5%と予想した。

フィッチは「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は、今年のインドの成長見通しを著しく弱め、高水準の公的債務負担という問題を顕在化させた」とした。格付けは、投資適格等級で最も低い「BBBマイナス」で据え置いた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今月初めに、インドの格付けを投資適格等級で最低に引き下げ、見通しをネガティブとした。その後、S&Pグローバルレーティングは、格付けを投資適格等級で最低で据え置き、見通しは安定的を維持した。

フィッチは2021/22年度の成長率を9.5%と予想。ベース効果が成長率を押し上げる。新型コロナ対策のロックダウンが段階的に緩和される中、感染者数が増加し続けており、成長予想はかなりリスクをはらむと説明した。

格付けの観点では中期的な財政見通しが特に重要だが、これも不確実性が高く、国内総生産(GDP)の伸び率や政府の政策方針次第になると指摘。

財政の指標はかなり悪化しており、公的債務の対GDP比率は昨年の71%から今年は84.5%に上昇する見込み。同程度の格付けの国の2020年の中央値(52.6%)を大幅に上回ると述べた。

中期的な成長率見通しについては、銀行部門の資産の質を巡る問題の再燃、ノンバンク部門の流動性問題が下押し要因となり、銀行への追加資金支援は不可避と予想。

「当社が以前予想した通り、インドが6─7%の成長を再び維持できるようになるかは、パンデミックの持続的影響、特に金融部門への影響次第となる」とした。

*内容を追加しました。

トピックス

ランキング

  1. 1

    入店拒否めぐる堀江氏SNSに疑問

    かさこ

  2. 2

    いつか撮られる…瀬戸大也の評価

    文春オンライン

  3. 3

    枕営業NGが…少女に欲情し犯罪へ

    阿曽山大噴火

  4. 4

    菅政権攻勢 石破氏に出番あるか

    早川忠孝

  5. 5

    「TENET」は観客に不親切な映画

    fujipon

  6. 6

    元TOKIO山口氏 異例の家宅捜索

    渡邉裕二

  7. 7

    音に無頓着な人とWeb会議は苦痛

    佐々木康彦 / ITmedia オルタナティブ・ブログ

  8. 8

    山尾氏が比例1位 新立民へ配慮か

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  9. 9

    官僚がデジタル改革を進める矛盾

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  10. 10

    Amazonの防犯用ドローンは問題作

    後藤文俊

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。