- 2020年06月17日 14:18
北が南北合同連絡事務所を爆破 陸上配備型ミサイル防衛(イージス・アショア)計画停止
日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。
我が国を繋ぎ、護り、発展させるために、防衛力の強化は重要です。
6月16日(火)、北朝鮮は、南北融和の象徴であった、ケソンの南北共同連絡事務所を、金正恩の妹・金与正・第一副部長の予告通り、「爆破」しました。同連絡事務所は、新型コロナウイルス感染症のために、職員等は退去していたとのことです。契機は、北からの脱北団体が、金正恩委員長を批判する大量のビラを風船で韓国から北へ飛ばしたことだと言います。
今年に入って、金正恩委員長の「死亡説」「再起不能説」が出る中、代わりに妹の金与正・第一副部長が表に出てきて、韓国への挑発を繰り返しています。文在寅・韓国大統領の北との融和政策の失敗であり、朝鮮半島情勢は緊迫化しています。トランプ・米国大統領の場当たり的な朝鮮政策も背景にあります。
我が国としては、日米韓の連携を深めて、北の意図を見極めたいところですが、米韓の現在の政権の状況では、なかなか難しい状況ではあります。引続き外交と情報収集・分析に力を入れる必要があります。改めて、我が国にも対外情報機関を設置すべきだと思います。
陸上配備型迎撃ミサイル(イージス・アショア)計画停止
そのような情勢に先立って、河野太郎・防衛大臣が、突然陸上配備型迎撃ミサイル(イージス・アショア)の計画停止を発表しました。秋田県と山口県の2か所の自衛隊基地に配備する予定でした。与党自民党には、事前調整がないままでの発表であり、北からのミサイルに対しての防衛政策をどうするのか、議論もないままの発表には、首を傾げざるを得ません。
さらに、今回のように朝鮮半島情勢が緊迫化するとなると尚更です。
来春からイージス艦が1隻増えて、8隻体制となるわけですが、それで十分ではないとの判断で、陸上配備型の迎撃ミサイルを配備しようとしていたわけで、北からの脅威に対して、我が国の防衛をどうするのか、イージス艦の増強とともに、滑空兵器やサイバー力の強化等、対北、対中、対ロシアを見越した、防衛力と情報力の強化について、引続き力を入れていきたいと思います。