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北京のコロナ集団感染、サーモン原因説は確認必要=WHO


[ジュネーブ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は15日、中国の北京市で発生している新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)について、感染源は特定されていないと語った。同時に、感染源が輸入もしくはパッケージ化されたサーモンとする報道は「第1の仮説」ではないとの見方を示した。

北京市では約2カ月にわたり、新規感染者が出ていなかったが、市内の北京新発地卸売市場から感染が広がり、14日まで4日間に確認された感染者は79人と2月以降で最多となった。これを受け、当局は市内に検問所を複数設け、学校を閉鎖し、感染検査を強化している。

中国国営メディアは北京新発地卸売市場で輸入されたサーモンの処理に使われていたまな板から新型ウイルスが検出されたと報道。ライアン氏は同報道について「第1の仮説とは確信していない。しかし、何が起きたか突き止める必要がある」と語った。

仮に感染源が「欧州で流行した菌株という結果が示されれば、人から人への感染が他の仮説以上に鮮明に示される可能性がある」と述べた。

WHOによると、新規感染では100人以上から陽性が確認されているが、死者は報告されていない。

有識者の間では、サーモンそのものがウイルス感染の要因になった公算は小さく、関係している場合、二次感染が発生した可能性があるとの見方が出ている。

中国はサーモンが感染源になった可能性を懸念し、欧州産サーモンの輸入を停止した。

ライアン氏は、北京市のような大都市での感染は懸念に値するとし、WHOは中国当局と緊密に連携して状況の把握に努めていると表明。「他の国でも見られたが、新たなクラスターの発生は常に懸念材料だ。包括的な対応が直ちに実施されることを望んでいる」とし、中国当局が北京市で広がっているウイルスの遺伝情報を速やかに公表すると「完全に予測している」と述べた。

*内容を追加しました。

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