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  • 女性自身
  • 2020年06月15日 14:08 (配信日時 06月15日 11:00)

冷房はケチらずつける!「室内でも熱中症対策を」と専門医

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では、自分や家族を熱中症から守るためにはどうすべきか。犬飼さんは、「“水分補給”と“涼しい環境の確保”が基本の2つ」だとアドバイスをする。

【1】1日コップ6〜8杯分の水分補給を心がける

「まず、こまめに適切に水分補給をすること。具体的には1日コップ6〜8杯の水をめどに、1時間おきに飲むなどして、喉が渇いたと思う前に水分を補給しましょう」

あくまでも“ミネラルウオーターが推奨”とのこと。

「スポーツドリンクなどは塩分や糖分が含まれているので、糖尿病や心不全などの疾患をかかえている人が飲みすぎると意識を失ってしまうことも。夏本番の暑さの中、大量に汗をかき始めたときには効果的ですが、5〜6月は、大量に汗をかくことはあまりないので、水か白湯で水分補給するのが安全です」(犬飼さん・以下同)

【2】室内には温度計を置く

「とくに高齢者の方に実践してほしい。高齢者は体内の温度センサーの働きが弱くなっているので、早め早めの予防が重要です。室内温度計が28度を超えたら、すぐに冷房をつけてください。常に室内温度を28度までに保つように徹底しましょう」

冷房は熱中症予防に欠かすことができないため、「電気代をケチるのはNG」と犬飼さん。

「冷房を1日14時間つけた場合の電気代は約300円です。いっぽう、熱中症により救急搬送され、1泊入院した場合の医療費は約6万円。もちろん個人が負担する額はその1〜3割ですが、高齢者の患者が合併症や後遺症を引き起こしてしまうと、1回あたりの医療費は約50万円かかります。1割負担でも、5万円ほど個人に負担がかかるのです。それを考えたら1カ月1万円以下の冷房代というのは、非常に安い“保険料”と言えるのではないでしょうか」

自分たちのためにも、そして医療機関のためにも、熱中症を予防することが大切だ、と犬飼さんは強く語る。

「熱中症患者は、高熱状態で搬送されてくるので、その段階では新型コロナの発熱と区別ができない。医療機関としてコロナを疑ってかからないといけないので、感染予防の面からも医療機関への負担が大きくなるのです。重症化してしまうと、合併症や後遺症を発生しやすく、死亡率も高い非常に怖い病気です。ただし、“確実に予防できる唯一の疾患”でもあります。ぜひ今の時期からの予防を心がけてください」

マスクをつけて外出するときは、ペットボトル1本のミネラルウオーターを持参することも忘れずに!

「女性自身」2020年6月9日号 掲載

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