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横田滋さんのご冥福を心からお祈りいたします

私が北朝鮮による拉致問題に関心を持ちボランティア活動を始めたのは1998年の11月頃からでした。

当時はまだ会社員。休日等に集会や署名活動に参加をしていました。チラシを配っても無視をされる、署名を募っても罵声も浴びる。会社からもそういった運動には関わらないほうが良いとアドバイスすら受けており、拉致事件などあるはずはない、外国人差別などするな、世の中全体がそんな風潮の時代でした。

そして2002年8月31日、17年間勤めた会社を退職し、大阪14区に住まいを移し衆議院の予定候補者として活動を始めました。

そして真っ先に取り組んだのは拉致事件問題解決でした。

横田滋さんがお亡くなりになり何か記さねばならぬと考えていた数日ですが、以下の文章を今一度読み返しました。この憤りに満ちた日記は衆議院議員になる5年以上も前に記したものです。

議員となった今、自分自身のこれまでの行動を振り返りながら、自身の非力を悔やんでばかりではおられません。

横田滋さんのご冥福を心からお祈りするとともに、亡くなられた家族会の皆さんの無念の気持ちを忘れずに、今後とも必ず結果を出すために、取り組んでいく決意です。

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2004年12月11日、所属する大阪ブルーリボンの会主催の集会が、行われた。定員を大幅に上回る反響に心から感謝。

遺骨が偽物であったという事実に今こそ国民が拳を挙げるときである。私の思いは過去にも記したので今日はあえて割愛するが、集会を通じて感じたことを記す。

バッチを付けた政治家の不作為は今だに継続されているという事実である。

集会の準備として、大阪府の全国会議員、全府議会議員、一部市町村議員へ総数200通ほどのアンケート調査を行ったのだが、新聞にも報道されているように、回収率は29%。言わば、関心度は29%ということになる。票にならぬことは関心がないということなのか。あなた方の何の為のバッチなのかっ。たとえ、反対意見でも良い、アンケートにすら答えないその姿勢の根底にあるものは何なのかっ。

誰とはここでは記さない。会場で来賓として紹介した後「用は終わった」と言わんばかりにそそくさと中座する議員。時間ギリギリに来て席が用意されていないと受付で駄々を捏ねる議員(開演20分前には満席状態だったので、来賓席も使わせてもらった)。会場に入りきらない人たちが外のロビーでモニターに食い入るようにしているのに、その脇でタバコをふかし全く関心のない様子でたむろし、「入れないならいいや」と集団で帰っていく議員。開始時間20分も過ぎて来場し、名前が紹介されなかったと文句をタレル議員。

驚愕すべきは、数日前には「長尾君、君が主催していることをアピールしなければ君がこの会を運営する意味はないよ。まだ甘いねぇ」と耳打ちする議員すらいたのだ。わたしは愕然とした。

わたしは、この議員達の名前と顔を一生忘れないだろう。

横田早紀江さんが「バッチをつけた政治家の皆さんに動いて頂かなければ何も解決しないのです。」と訴えていた。

そのとおりである。係る集会は、バッチをつけた政治家のためにあるといっても過言ではない。危機感を強めた国民が政治家を教育する場であるとすら言いたい。だから見様によっては主役はバッチをつけた政治家達であったのだ。しかし、その政治家達が前述の有様なのである。

わたしは、舞台袖で会の進行を見守っていた。私の選挙区でこの集会を行ったわけだが、大阪ブルーリボンの会はどこの政党も支持しない任意の市民団体である。この問題は超党派で取組まなければならない、それも緊急事態の問題なのだ。

信じられない態度の議員を目の前に、「それでも彼らは腐っても現職議員なのだ、自分はそれすらでもない」と実に落ち込んだ。

所詮自分には力がないのだと痛感した。力が欲しいと思った。自分が彼らのだらしなさをマイクを通じて糾弾、教育したいとすら思った。

舞台袖からは会場の様子が良く見えた。会場には最後まで席を離れずに被害者家族の話を聞いてくれた議員もいた。顔をクシャクシャにしてハンカチで涙を拭う議員もいた。2時間半メモを取り続けている議員もいた。また、一般受付を通り一般人として立ち見で最後まで立ち会ってくれた議員複数もいた。

わたしは、この議員達の名前と顔も一生忘れないだろう。

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