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英GDP、4月は20.4%減少 過去最大の落ち込み


[12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した4月の国内総生産(GDP)は前月比20.4%減少し、過去最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、厳しいロックダウン(都市封鎖)措置が導入されていたことが背景。

2─4月のGDPは過去3カ月と比べ10.4%減少した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は4月が18.4%減、2─4月が10.0%減だった。

市場では4月が景気の谷で、その後、長い時間をかけて緩やかに景気が回復するとの見方が多い。

4月のGDPは前年同月比では24.5%減だった。

国家統計局の統計官ロブ・ケント・スミス氏はツイッターで「4月と3月を合わせると、経済規模は25%縮小した。4月の経済規模は2002年と同水準となった」と述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)は、同国が今年、過去3世紀で最悪の景気後退に陥る可能性があるとの見方を示している。

ベイリー英中銀総裁は、4月の「急激な」落ち込みから回復しつつある兆候が垣間見られるものの、経済にどの程度長期的な打撃が及んだかが注視されると強調した。

総裁は「長期的な打撃が最小限であることを望む」とした上で、「英中銀だけでなく、より包括的に長期的打撃を相殺する措置を講じる用意を整える必要がある」と述べた。

スナク財務相は「世界中の多くの国と同じく、新型コロナウイルスが英国経済に深刻な影響を及ぼしている」と指摘。給与補助や企業向けの助成金・融資・減税といった対策により「経済活動が再開すれば、景気が速やかに回復する可能性が最も高い」と述べた。

同国では来週、多くの小売業が業務の再開を認められる。社会的距離の確保が条件になる。

4月のサービス業の生産は前月比19.0%減。製造業は24%以上の減少。建設業は50%近い減少となった。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アンドリュー・ウィシャート氏は「ロックダウンの緩和が5月に始まったことを考えれば、4月が景気の谷だろう。最悪期は過ぎた」と指摘。

「経済活動の最悪期は過ぎたが、経済崩壊に伴う財政負担と8%超への失業率悪化は、まだ始まったばかりだ」と述べた。

イングランド銀行は18日の金融政策委員会(MPC)で、新型コロナウイルス危機による英経済への打撃を食い止めるため、債券買い入れ規模を少なくとも、さらに1000億ポンド(1270億ドル)増やすとみられている。

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