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【いわき市議選2020】「いわきの子どもを守りたい」放射能測定続けて来た主婦が立候補を決意 9月投開票「原発事故は終わっていない」

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2011年から続く原発事故問題に取り組んでいる主婦が、9月に行われるいわき市議選に立候補する。被曝リスクから子どもたちを守ろうと空間線量や土壌汚染密度の測定を続けており、命を守る母親たちの声を市政に反映させたいと初めての挑戦を決意した。原発事故問題は票にならないうえ、コロナ禍で思うような活動が出来ていないが、「いわきの全ての子どもたちが健康にすくすくと育って欲しい。そのために、今のうちに出来る事をやらなきゃいけないんです」と当選を目指す。投開票は9月13日。

【「汚染まだ続いている」】

 立候補の準備を進めているのは、鈴木さおりさん(51)=いわき市平下平窪=。
 大阪生まれ。2歳まで大阪で暮らし、父親の転勤で東京、埼玉に転居。結婚を機にいわき市で暮らすようになった。夫と大学2年生の娘、高校3年生の息子と4人暮らし。いわき市での生活は20年を超え「人生で一番長く住んでいる土地になった」。

 転機はやはり、2011年3月の原発事故。それまでは子どもの通う学校でPTA会長を務めたくらいしか無かったが、子育て中の母親たちでつくる『いわきの初期被曝を追及するママの会』から派生した『TEAM ママベク子どもの環境守り隊』のメンバーとして活動。学習塾を経営する傍ら、学校や幼稚園などの空間線量や土壌汚染密度を測り続けている。

 「当時、子どもは小学校4年生と2年生でした。学校を測れば場所によっては3μSv/hを超えることもありました。測定を続けて来て、原発事故はまだ終わっていない、汚染はまだ続いているという想いが強いです。自分の子どもだけでなく、いわき市の全ての子どもたちが健康にすくすくと育って欲しい。そのために、今のうちに出来る事をやらなきゃいけないと思っています。子どもたちが心身ともに健康に育つ事が社会の基本なのです。大人の都合で子どもたちを犠牲にしてはいけません」

 駅前や学校などに設置されたモニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)の撤去計画が浮上した2018年4月には、市内の母親たちと一緒に清水敏男市長に要請書を提出した。要請書では、①MPが不要か否かの決定権は住民が持つものだという事②廃炉作業が完了するまで撤去しない事③今後予定されている住民説明会は撤去を前提として開催しない事─を国に訴えるよう清水市長に求めたが、最終的に原子力規制委員会が撤去計画を白紙撤回した。

モニタリングポスト(リアルタイム線量測定システム)の撤去計画に反対。他の母親たちと一緒に清水敏男市長に要請書を提出した鈴木さおりさん(中央)=2018年4月23日撮影

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