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【スーパーバリュ】、南カリフォルニアに展開するアルバートソン18店を含む60店を閉鎖!

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■スーパーバリュは5日、傘下のスーパーマーケット約60店を閉鎖すると発表した。「不採算店もしくは非戦略店」としてスクラップされるのは主にアルバートソンズとセーブ・ア・ロット。アルバートソンズは計27店で、内訳は南カリフォルニアに展開する19店にワシントン州の6店とオレゴン州の2店となっている。セーブ・ア・ロットはオレゴン州の6店やアラバマ州の4店など計22店舗にも及ぶ。その他にペンシルバニア州やニュージャージー州のアクメマーケット4店がある。また、契約の問題で、閉鎖を発表できない店舗が7店ほどあるという。店舗スクラップに伴うリストラ等の詳細は明らかにされていない。同社では今年12月までに店舗閉鎖を完了する計画であり、8,000万ドル~9,000万ドルを費用計上するとしている。
 スーパーバリュは2月に本社スタッフ800人のリストラを行っており、6月には南カリフォルニアとネバダ州に展開するアルバートソンズの現場スタッフ約2,500人削減することを発表した。スーパーバリュは7月、身売りを含める戦略的選択肢を検討していることを明らかにした。また、8月にはCEOのクレイグ・ハーカート氏を解任し、後任として同社の会長ウェイン・セールス氏(62)がCEOとなっている。
12年7月31日 - 【スーパーバリュ】、CEOのハーカート氏をクビ!セールスはセールスをあげられるか?

12年7月13日 - 【スーパーバリュ】、身売りで大暴落!アルバートソンズ再建が最重要課題も時間がない?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アルバートソンズは大ロサンゼルスと称される5つの郡(ロサンゼルス郡、オレンジ郡、サンバーナディノ郡、リバーサイド郡、ベンチュラ郡)で130店舗近くを展開しています。そのうち現在分かっているだけでも19店舗をスクラップするのです。アルバートソンズでは1店舗あたり50人~100人の雇用ですから、少なく見積もっても1,000人近くの職が失われます(一部は自社他店に異動)。スーパーマーケットではカリフォルニアが全米でも最も競争が激しい市場として知られています。しかも南カリフォルニアは高い失業率が続いていて、経済環境も相当厳しいのです。何の軸も持たない一般的なスーパーマーケットは淘汰されています。軸とは店の強みであり、狙っている客層であり、ウォルマートに対するポジショニングです。立ち位置のはっきりしないグローサリーストア(食品店)は生き残れません。

⇒ウォルマートはロサンゼルス郊外に店舗を増やしています。昨年閉鎖されたシアーズのザ・グレート・インドアの場所にスーパーセンターが来年にもオープン予定とか。ネイバーフッドマーケットも続々とオープンが計画されていて、ウチの近所のトーレンス(デルアモ・ファッションセンターSC前)にもネイバーフッドマーケットが今月にもオープンします。ウォルマートではディスカウントストア業態にも、ターゲットの「Pフレッシュ」のように一部生鮮品を扱っています。スーパーマーケットが影響を受けないわけがありません。強い競合に対して、アルバートソンズは立ち位置のはっきりしない「コンベンショナル(伝統的)」なスーパーマーケットです。戦後間もないときはよかったのでしょうが、現在のように消費者の嗜好や価値感、ライフスタイルが多様化した中では、伝統的なスーパーでは立地(アクセス)ぐらいしか強みを発揮できません。

⇒ところで、アルバートソンズは6年~7年前、「プレミアム・フレッシュ&ヘルシー(Premium Fresh & Healthy)」という戦略店舗をテストで作りました。デザインや内装はいいのですが、商品などは括りを変えただけの小手先の戦略店舗でした。したがって集客も増加せず、売上も上がらず、テストは失敗に終わっています。表面的に取り繕っているだけでは、超平均的な食品万屋になってしまいます。すべてのお客を満足させようとすればするほど、逆に客足が遠のくのです。競合店からの攻勢が激しい今、お客に店舗の本音が見透かされてしまうのです。後藤のコンサルティングや視察研修では、ウォルマートを視察しながらも、激安ウォルマートとどのようにして共存していくかが考えるポイントになります。巨大ウォルマートを模倣しようにも経営資源が違いすぎてマネできませんからね。
 不採算店舗を閉鎖しても、お客が買物したくなるような打ち出がなければ、非戦略店舗が増えるだけです。

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