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4カ月で120試合…プロ野球、過密日程がきつすぎる!

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 3月20日、4月24日、そして6月19日へーー。新型コロナウイルス感染拡大の影響で再延期されていたプロ野球開幕が、ついに来る。交流戦とオールスターゲームは史上初の中止。7月下旬以降の日程も未定のなか、今季、覇権争いはどのように変わるのか?

 今季のプロ野球は、6月19日のセ・パ同時開幕を前に、「開幕から当面は無観客試合」「23試合少ない120試合消化を目指す」方針が決定。パ・リーグでは、開幕2カードめ以降、移動による感染拡大防止のため「同一カード6連戦」となった。

 だが、「クライマックスシリーズ(CS)開催」の可否や「延長なしの9回打ち切り案」は流動的な状況(6月5日現在)だ。予測不可能な事態が多発する今季について、12人の野球評論家に疑問をぶつけた。

(1)4カ月で120試合も……過密日程どうなる

「3ヵ月遅れの開幕なのに、試合数は23試合しか減っていません。しかも閉幕は、例年とほとんど変わらない予定です。これは、選手にとっては相当キツい日程のはず」

 そう語るのは野村弘樹氏(50)だ。勝利のカギは「体調管理にある」と全員が口を揃えた。毎試合出場する野手の観点からは、立浪和義氏(50)が語る。 

「雨で中止が続けば、終盤にはダブルヘッダーもあり得る。僕もそうでしたが、30歳を過ぎると、ナイターの翌日にデーゲームがあっても寝られないんです。しかも本拠地だと、朝早くから球場に行かなければならなくて。

 だから今年は、(負担軽減の)工夫が必要でしょう。試合前の練習を、アップとキャッチボールだけにして軽めにするとか。朝は1時間でも大切です」

 岡田彰布氏(62)は、過密日程対策に「首脳陣はファームとの連絡を密にすべきだ」と語る。前田幸長氏(49)も、二軍の選手層の厚さをポイントとした。

「特に中継ぎ陣が大変でしょう。一軍の投手が悪ければ、どんどん入れ替えるべきです」

(2)「無観客」「6連戦」メンタルへの影響は?

「僕が最初に入団した近鉄は不人気で、毎試合が無観客みたいな感じでしたが(笑)。今季は連携プレーでの選手の声、打球音、ミットを弾く音までも聞こえる。無観客ならではの音も、楽しんでほしいですね」

 そのように前向きにとらえるのは、金村義明氏(56)だ。テレビの前でも「ナマ」の野球を実感できるかもしれない。

 一方、広澤克実氏(58)は、「見られていることで、ふだん以上の力が出るのも事実です。プロならどんな状況でもいつもどおりプレーするのが当たり前ですが……」との意見。

 パ・リーグで実施される同一カード6連戦は、「選手の負担が大きい」とみる評論家が多かった。

「選手だって、相手と場所が変わらない “同じ景色” で6試合やると、長さと疲れを感じるものですよ」(立浪氏)

 広澤氏も、「移動などで一息つけないと流れを変えにくい」と指摘する。

 大野豊氏(54)は、それらの点からも「例年以上に、長い連勝と長い連敗が続く」と予想する。「負けて嫌な印象がついた相手との試合が続くわけですから。選手はやりづらいし、ファンも飽きてしまうのではないか」と、山村宏樹氏(44)も大野氏の意見に続いた。

(3)「短期決戦」仕様へバント、進塁打……

「延長なし」など、変更点が多くなると予想される今季は「野球自体の戦術も変わる」と、岩本勉氏(49)は指摘する。

「先手必勝。とくに先制点が大事です。初回からバントで送るなど、スモールベースボールになっていくと思う。投手起用にしても、メジャーで流行したオープナー(リリーフを短いイニングで先発起用)が、多く見られるのでは」

 捕手出身の達川光男氏(64)は、「連敗したら捕手を休ませるといった、目先を変える采配も重要でしょう」と話す。

 また、多くの選手が長期間、実戦を離れていたため、「開幕序盤は投手が有利」との見方だ。

「打者は、目を慣らしていくしかない。今から調整しても限界があるし、『今年はこのメンバーでいく!』と監督が強い姿勢を見せ、たとえ主軸打者が不調でも、使い続ける勇気が必要でしょう」(岡田氏)

 一方で、江本孟紀氏(72)は、岡田氏とは逆の意見だ。

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