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アメリカ、そして香港での人権を守る闘いに連帯を!

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 アメリカでの警察官による黒人男性への暴行死事件への抗議のデモが世界的規模で広がっている。多くは平和的なデモとされるが、アメリカでは一部が暴動化し、略奪や放火が行われたことから、トランプ大統領は連邦軍の投入も辞さない考えを表明した。

 デモは憲法が保障する表現や集会の自由に基づく権利。もちろん、略奪や放火は許されないが、このような事態に連邦軍が投入され、アメリカ人に対しても銃口を向けることになれば、1989年6月4日に起こった天安門事件と同じことになり、アメリカ建国の理念である自由や民主主義という価値観を政府が自ら踏みにじることになる。

 カナダのトルドー首相は抗議デモに参加。ひざまずいて「Black Lives Matter」に団結する意思を示した。カナダは日本以上にアメリカとのつながりが大きな国。トランプ大統領とは国のトップ同士交渉する立場のカナダの首相にとっては勇気ある行動だと思う。しかし、当たり前のように連帯を示した姿には感銘を受けた。私も同じ思いで、人種差別との闘い、人権を守る闘いへの連帯を表明したいと思う。

 私は当初からこのデモに関心はあったが、少し心の距離も感じていた。最初にニュースを見た時、アメリカではよくある事件に思えた。アメリカは様々な差別や分断の構造を世界で生み出してきた国でもあり、アメリカの国家権力によって殺された他国の人にも区議しないのであればフェアじゃないと思っていた。私は世界の片隅で忘れられている問題にこそ光を当てたいと思ってこれまで行動してきた。人種や民族、文化に起因する差別は多くの国で起こっているのにアメリカで起きているがゆえに注目され、多くの人が関与する今回のような問題には、自分の出番や役割はないと思っていた。むしろ、中国の香港への国家安全法導入への関心が分散することへのいらだちを感じていた。

 しかし、アメリカ人の友人と意見交換をするにつれ、これはより普遍的な問題だと私の中の受け止め方が変わってきた。アメリカが変われば世界が変わると思うようになった。silenc e is violence。黙っていることそれ自体が暴力への加担だと今回も感じるようになった。

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