- 2020年06月05日 08:49
「ロサンゼルスデモ」に掻き消された「香港デモ」
1/2『ジョーカー』の1シーンのようなロサンゼルスデモ
ロサンゼルスでの暴動を伴ったデモを観ていると、『ジョーカー』という映画の1シーンを思い出してしまった。
これはどう観ても、単なる黒人差別問題のデモではない。白昼堂々と略奪行為や窃盗行為が行われているところを見ると、黒人暴行事件に便乗した破壊活動としか思えない。『ジョーカー』に登場した「金持ちを殺せ!」とまではいかないが、「金持ちから奪え!」という感じになっており、どう観ても、まともなデモ行為とは思えない。
自由を追い求める香港の正当なデモが、黒人差別を糾弾するロサンゼルスの暴動デモに掻き消されたかのような格好になっているが、本来、規模的にも重要なのは香港のデモの方ではないだろうか。それとも、同時期に行われている2つのデモには何か関連性でもあるのだろうか?
『スターウォーズ』新3部作にも出演していた黒人俳優のジョン・ボイエガ氏も、この問題に絡んでロンドンで黒人差別撤廃の演説を行ったそうだが、どこか違和感を感じる。ハリウッドの超メジャー映画に黒人俳優として起用されている彼が、黒人差別の撤廃を訴えている姿に少なからず違和感を感じた。
現在のハリウッドが黒人贔屓になっていることは広く知られているが、ボイエガ氏はハリウッド映画界で差別でもされているのだろうか? 個人的な感想を述べさせてもらうと、逆に白人俳優を押しのけて重用されているようにしか思えないのだが。