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藤井聡太七段、新記録!最年少タイトル挑戦記録、31年ぶりに更新 渡辺明棋聖と初タイトルかけ8日から五番勝負/将棋・棋聖戦決勝T


 将棋の藤井聡太七段(17)が6月4日、ヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメント決勝で永瀬拓矢二冠(27)に100手で勝利、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)への挑戦権を獲得した。17歳10カ月20日での挑戦は、従来の記録を31年ぶりに更新する新記録。デビューから数々の快記録を打ち立ててきた天才棋士が、また新たな歴史を作り上げた。棋聖戦五番勝負は8日、開幕する。

▶中継:最年少タイトル挑戦を決めた対局

 ついに目標としていたタイトル挑戦にたどり着いた。新型コロナウイルス感染拡大による対局延期のため、一度は消えたかと思われた最年少タイトル挑戦記録だったが、緊急事態宣言の解除に伴い2日の準決勝、4日の決勝が急ピッチで決定。準決勝では名人3期の佐藤天彦九段(32)、そして決勝では通算勝率が7割を超す永瀬二冠と、超一流の棋士に連勝し、屋敷伸之九段(48)が持っていた17歳10カ月24日という記録を、ラストチャンスで見事に塗り替えた。

 その確かな棋力から、いずれはタイトルを取るだろうと言われていた逸材だが、この1年でも一気に力をつけてきた。2019年度は、トップ棋士との対局も増えてきた中、史上初となる3年連続の勝率8割超えをマーク。デビュー直後の29連勝が今なお輝くが、2016年10月のプロデビューから毎年、確実に成長を続けた。特に、本局で激戦を繰り広げた永瀬二冠とは、VS(1対1の練習将棋)で腕を磨きあってきた。2つのタイトルを持つ先輩棋士の力を日々感じることで、他のタイトルホルダー・トップ棋士たちとの距離を詰め、ついには肩を並べるところまでやってきた。

 新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間すら、自分の力とした。2日の準決勝では佐藤九段に完勝。53日ぶりの公式戦ながら、充実した内容に他の棋士からは一段とパワーアップしたという声が相次いだが、この日もその実力が将棋界のタイトルに挑むにふさわしいということを改めて証明するものになった。

 ただ、挑戦はあくまで通過点。目標はタイトル獲得だ。8日から始まる五番勝負で待ち構えるのは、現在最多の三冠保持者・渡辺棋聖。竜王、棋王と2つの永世称号を持ち、通算タイトル25期。現役最強とまで言われる棋士だ。“挑戦”だけでなく“獲得”の記録まで一気に塗り替えられるか。藤井七段の厳しくも激しい戦いは、すぐそこに迫っている。

藤井聡太七段 対局後のコメント

 苦しい展開でしたが、途中から攻め込まれて自信のない展開になってしまった。(タイトル初挑戦は)挑戦することができてうれしく思います。五番勝負がすぐあるので、しっかり準備したいと思います。(最年少記録に)自分としては意識していなかったですが、そういう形になってよかったです。

(ABEMA/将棋チャンネル)

▶中継:最年少タイトル挑戦を決めた対局

▶映像:第3回AbemaTVトーナメント チーム康光 対 チーム木村 6/6(土)19:00~

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