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あつまれ通勤の鬼〜コロナを生き抜く人々〜【第3回:おうち時間編】


緊急事態宣言が解除され、いきなり満員電車が復活しました。一番復活してほしくないものなのに…なんとも複雑な気持ちです。

さて、今回は“おうち時間”を振り返ってみようと思います。

ある日を境に、突如インスタグラム上に現れた、おうち時間というワード。特に説明や定義もなかったので、私は勝手に“家での充実した時間の過ごし方”のことと捉えていました。皆さんはおうち時間、何をして過ごしていましたか?

(イラスト・文/松崎りえこ)

お菓子作りに専念してしまう


周りの人に聞くとおうち時間中、最低でも1回はお菓子作りをしていたようです。いつもは作らないのに…という人も。

そのせいなのか、スーパーではまずホットケーキミックスが売り切れに。

それを受けて、クッキング系のSNSなどがこぞって「ホットケーキミックスがなくても、薄力粉や小麦粉で美味しいお菓子が作れるぞ!」とレシピを公開したところ、瞬く間に粉類全般(いつもお菓子作りの棚で、ひっそりと佇んでいたあのベーキングパウダーまで)がスーパーから消えてしまいました。

人間って閉じ込められると、お菓子を作り始めるんですね。

ストレス?運動不足?とにかく太る!


テレワークをしていた友達は「ずっと動かないので太ってしまった」と嘆いていますが、私はコールセンターのバイトで毎日通勤していたにもかかわらず体重が増えてしまいました。

おそらくバイトに行くのが嫌で、それがストレスになっていたんでしょう。そんな自分が通勤を頑張ったご褒美と称して、甘いものをたくさん食べてしまったのが原因かと思われます…。

ビデオチャットに映る他人の部屋がよく見えてしまう


ビデオチャットで画面に映る友人たちの部屋が、ことごとく素敵に見えてしまいます。反対に生活感丸出しの私の部屋…。

中でもスペイン人の友人の家は広くて日当りも良さそうでした。料理をしたり、ペットと遊んだり、日本語を勉強したり、おうち時間を充実させている彼女。ああ見習いたい!

一時は感染死者数の上位国だったスペインですが、今は地域によっては落ち着きを見せているそうで、サイクリングや散歩をする人が増えて、もはやソーシャルディスタンスなんてどこ吹く風なんだそうです。スペイン人ってやっぱり楽天的?

結局手作りマスクは1枚も作れていない


手作りマスクを可愛い布で作っている方が多く、「私も作りたい!」と思って宝石をあしらったり、スタッズを付けたり…といろんなデザインを妄想しましたが、結局まだ1枚も作れていません。

一度はネットでマスクの作り方を調べてはみたものの、想像以上にややこしいんですよね…。

でも今って、いろんなブランドから独自のデザインマスクが販売されているんですよ。今後はマスクがファッションのひとつになるんですかね。気になります。

夜な夜な本気の映画を視聴


基本的に何もすることがないおうち時間を機に、ふと黒澤明作品を制覇しようと思った私。

『どですかでん』を大学生ぶりに観返しましたが、まったく内容を忘れていました。貧しくも強く生きる人々…時代は違えどこんな時期に観ると胸に突き刺さるものがあります。コロナ禍で感受性が高まっているぶん、感動もひとしおです。

他にもフェリーニやゴダールなど、覚悟がないと観られないような長編ものや難解な映画は、おうち時間の夜長にぴったりなのではないかと思いました。

病院に行きたくないので市販薬で乗り切る


とにかく病院に行きたくないので、身体に何か異変を感じたら早めに市販薬を飲んで乗り切っていました。院内感染の恐れもあるし、病院側にも些細な病気ごときで迷惑をかけたくないですからね…。

しかし困ったのは生理痛のとき。いつも飲んでいる市販薬に含まれる「イブプロフェン」が、コロナ感染者の症状を悪化させるという情報がネットに出回っていたのです。もし自分が知らぬ間に無症状感染者になっていたらどうしよう…。

その一方で「実は飲んでも大丈夫」という記事もあって、本当にどちらを信じたらいいのかわからなくなりました。ただでさえ生理で痛い頭がもっと痛くなりました。

外出自粛で隣人の印象が変わった


普段は共働きで忙しそうにしている隣の部屋の夫婦が、昼間から大笑いしている声や、座っている椅子から転げ落ちそうになっているのでしょうか、ガタンゴトンという物音が聞こえてきます。

毎朝エレベーターで顔を合わせるときは、大人しそうな感じの夫婦なんだけどなあ。何がそんなに面白いのか…。ちなみに緊急事態宣言が解除されたら、すぐに友達を部屋に呼んでワイワイしていました。あの2人、案外社交的なのかもしれない。

こんな感じで、自粛期間中に隣人の印象がちょっと変わったという方も多いのではないでしょうか? もっとも騒音トラブルで印象が悪化したという方も多いとは思いますが…。

いつもと変わらず外に人がいる


私が住んでいるマンションの前は広い公園なのですが、緊急事態宣言後も毎日のように遊んでいる親子が結構いました。

ファミリー層の多いエリアは、普段よりもむしろ人出が多く感じられたのではないでしょうか。とある商店街では店前にテイクアウトの屋台が並んで、まるで縁日のような賑わいでした。

一方の都心はさすがに人が普段より少なかったのですが、夕方の時間帯はジョギングしている人が多く、向こうからやってくるランナーをゲームのように避けながら勤務先から帰っていました。ランナーの吐いた息を吸ってしまったらゲームオーバーです。

通勤の鬼から一言

冒頭でも述べた通り、満員電車が復活して、再び国民総通勤の鬼と化しつつあります。

あのいつでも好きなときに飼い猫をモフモフできるテレワークの魅力を知ってしまった人々は、この先いったい何を思いながら通勤するのでしょうか。

私の友人は、テレワークによって長年悩まされていた肌荒れが治ったと話していました。頑張りすぎてしまう通勤の鬼たちにとって、今回の自粛期間にゆっくりおうちで過ごせたことは、今後の働き方や生活を見直すいい機会になったのではないかと思います。これから転職の波が押し寄せてくるかもしれませんね。

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