- 2020年05月30日 17:20
トランプ大統領との距離をどう取るのが、これからの日本にとっていいか
ソーシャルディスタンシングなる言葉が出て来た。
相手との間に一定の距離を置いた方がいいですよ、ということを端的に私たちに教えてくれている。
相手との間の距離が近過ぎるとどんな悪影響を受けるかも知れないということで、コロナに感染するリスクを軽減していくための一つの手法として定着し始めている言葉だが、この言葉はアメリカのトランプ大統領との関係でも当て嵌まりそうだ。
私は、トランプ大統領の再選は無理だろうと思っている。
今のアメリカは、世界の盟主としての地位を自ら投げ捨てているように思えてならない。
国際社会の中で現在のアメリカはどういう地位を占めているのだろうか。
ついにWHOからの離脱を表明したくらいだから、トランプ大統領が大統領の地位に留まる限り、アメリカがアフターコロナ、ウィズコロナの世界で世界の盟主に就くことはない、と断言していいと思う。
色々な意味で力がある国だから絶対に怒らせてはならない国だが、うっかりするとその力を誇示して何を始めるか分からないところがある。
今のトランプ大統領とは、一定の距離を置くのがよさそうだ。
日本とアメリカは、決して運命共同体ではない。
アメリカは、7月にアメリカでサミットを開催することに固執しているようだが、さて7月までに世界はコロナとの闘いに勝利を宣言することが出来るか。
世界最大の感染者数、死者数を数えているアメリカが1ヶ月や2ヶ月でコロナの封じ込めに成功する、という姿は、どうしても考え難い。
感染リスクを覚悟でサミットに大代表団を派遣するなどという考えは、どう見ても止めた方がよさそうである。