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- 2012年09月02日 23:56
「一票の格差」是正を今国会で実現すべき
憲法99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
我々国会議員は、国の最高法規である憲法を守らねばなりません。現状で我々に突きつけられた大きな課題は、最高裁判所で「違憲状態」とされた「一票の格差」につき、是正するための法律を通すこと、このことは我々の「義務」です。そうしたことから、わが党は一票の格差を是正する「0増5減」案と、身を切る改革である定数削減を実現する「比例定数40減、一部連用制」を同時に提起し、野党の皆さん方に審議を求めてきました。
もともとわが党は、昨年末段階で「一票の格差」の先行処理を訴えておりましたが、野党の一部から、一票の格差是正と定数削減、そして抜本的な制度改革を同時に実現させねばならぬと主張されました。我々は、妙案を考える必要性に迫られ、私も頭をひねり、特に中小政党に理解を得られるであろう、一部連用制を含んだ定数削減案を考え出し、樽床幹事長代行へ本年一月に届け、それを全国ブロックにするなど、代行ご自身でアレンジしたものが、我が党案として決定をしたわけです。
私としては、確かに制度としてのわかりにくさは否定できないが、憲法違反などと言った指摘は当たらないし、結果として特に中小政党への配慮がなされることから、本案への理解が進むことを期待し、国会での委員会審議も心待ちにしてまいりました。その一方、自民党が「0増5減」のみの案を独自に提案し、相揃ったところで審議に入ることを待ち望みました。8月に入ってからは、私も理事として野党を説得し、幾度と足を運びましたが、結局最後まで国会の委員会の場に出席されず、やむなく与党のみで審議を行い、衆議院を通過させることになりました。この二週間は、参議院で審議が進み成立することを期待しましたが、問責決議が可決され、審議の環境が整っているとは言い難い状況です。果たして、このまま「一票の格差」問題が解決されず、通常国会が閉会するなど、許されることでしょうか。
定数削減は、国民との約束であり我が党にとっては大きな問題です。野党の皆さんに対しても、相当に丁寧な対応を取ってきましたし、執行部の方々のご尽力には敬服するばかりです。ただ、ここは、憲法に要請された事項と、我が党が国民との約束であるとすることを分けて考え、とにかくここで、「一票の格差」については成立を図る、最後の一週間できちんと処理をする、そうするべきだと私は考えます。我々にとって、特に執行部の皆さんにとって、耐え難い部分があることもよく理解出来ますが、それを含んで呑み込み、前に進むことが与党の責務でないかと、私は思います。
もちろん、我が党案が参議院にて成立することがベストです。それも含め、残り一週間、何とか最悪の事態を避けるべく、尽力したいと思います。
我々国会議員は、国の最高法規である憲法を守らねばなりません。現状で我々に突きつけられた大きな課題は、最高裁判所で「違憲状態」とされた「一票の格差」につき、是正するための法律を通すこと、このことは我々の「義務」です。そうしたことから、わが党は一票の格差を是正する「0増5減」案と、身を切る改革である定数削減を実現する「比例定数40減、一部連用制」を同時に提起し、野党の皆さん方に審議を求めてきました。
もともとわが党は、昨年末段階で「一票の格差」の先行処理を訴えておりましたが、野党の一部から、一票の格差是正と定数削減、そして抜本的な制度改革を同時に実現させねばならぬと主張されました。我々は、妙案を考える必要性に迫られ、私も頭をひねり、特に中小政党に理解を得られるであろう、一部連用制を含んだ定数削減案を考え出し、樽床幹事長代行へ本年一月に届け、それを全国ブロックにするなど、代行ご自身でアレンジしたものが、我が党案として決定をしたわけです。
私としては、確かに制度としてのわかりにくさは否定できないが、憲法違反などと言った指摘は当たらないし、結果として特に中小政党への配慮がなされることから、本案への理解が進むことを期待し、国会での委員会審議も心待ちにしてまいりました。その一方、自民党が「0増5減」のみの案を独自に提案し、相揃ったところで審議に入ることを待ち望みました。8月に入ってからは、私も理事として野党を説得し、幾度と足を運びましたが、結局最後まで国会の委員会の場に出席されず、やむなく与党のみで審議を行い、衆議院を通過させることになりました。この二週間は、参議院で審議が進み成立することを期待しましたが、問責決議が可決され、審議の環境が整っているとは言い難い状況です。果たして、このまま「一票の格差」問題が解決されず、通常国会が閉会するなど、許されることでしょうか。
定数削減は、国民との約束であり我が党にとっては大きな問題です。野党の皆さんに対しても、相当に丁寧な対応を取ってきましたし、執行部の方々のご尽力には敬服するばかりです。ただ、ここは、憲法に要請された事項と、我が党が国民との約束であるとすることを分けて考え、とにかくここで、「一票の格差」については成立を図る、最後の一週間できちんと処理をする、そうするべきだと私は考えます。我々にとって、特に執行部の皆さんにとって、耐え難い部分があることもよく理解出来ますが、それを含んで呑み込み、前に進むことが与党の責務でないかと、私は思います。
もちろん、我が党案が参議院にて成立することがベストです。それも含め、残り一週間、何とか最悪の事態を避けるべく、尽力したいと思います。