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専門家会議が分析するファクターXと今後の対応 経済と協調を

専門家会議が今後に向けての「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(令和 2 年 5 月 29 日) を発表しました。47ページの文章、NHKがまとめてくれています。都道府県などに示した「次なる波」に備えるチェックリストも大切なものです。



その中で
> 現時点において、欧米の先進諸国などと比較して感染者数・死亡者数が低水準であることの主な理由
つまりファクターXについて以下のように推定されています。もちろん私と違い真面目な学者たちなので
>なお、生物学、免疫学的な諸要因を指摘する声もあるが、現時点においては確定的なことは分かっていない。
と遺伝的要因、中途半端な免疫BCGの話は述べていません。

その上で日本のファクターXを要約すると(p13)
1>医療へのアクセスが良いこと。流行初期の頃から感染者を早く探知できたこと、
2> 全国に整備された保健所を中心とした地域の公衆衛生水準が高いこと
3>市民の衛生意識の高さや元々の生活習慣の違い、及び、政府等からの行動変容の要請に対する協力の度合いが高かったこと
4> ダイヤモンドプリンセス号への対応の経験が活かされたこと
5> 緊急事態宣言やその前からの自主的な取組の効果によって、新規感染の抑制がなされたこと
を挙げられています。正直妥当な分析です。もちろんエビデンスは少し低いので反対する有識者はいます。(アジアの中では死亡率が高い(菅谷憲夫)日本人の真面目さや清潔は今回のことと関係ない(窪田順生))今後議論、検証されていけばいいと思っています。

そして一番大切なこととして
6> 我が国が実行したクラスター対策の取組が感染拡大を抑える上で効果的であった。
と述べています。そしてその詳しくわかりやすい解説もp38にあげられています。また、知識人の批判に対する回答も丁寧な言葉で対応されています。(p14以降)ここに一流の学者の意地を感じます。
(またこのことに山本一郎さんが文春に冷静な文章を書かれています。)

最後に今後に向けた提言
>(1)次なる波に備えた「検査体制」(行政的検査・臨床診断的検査の両方を含む)の更なる強化について
>(2)次なる波に備えた「医療提供体制」の更なる強化について
>(3)次なる波に備えた「保健所機能」・「サーベイランス」・「感染予防対策」の更なる強化について
今回なんとかうまくいった。この方法を踏襲して、そして少し出来が悪かったことを修正する。当たり前の対応です。そこにPCR含めた検査の拡充は述べています。ただ全員にやれなんていうバカなことは述べていません。少なくとも前回あまりできなかった医師が必要だと思われる検査をすぐにやれる体制をつくりなさいということです。

ミラクルと言われても成功したことは事実です。だから踏襲し不具合を改善する。そうすればもっとうまく行き、きっと第2、3波も押さえ込んでくれる。とても妥当な報告だと思いますが、なぜ結果も出せていない有識者は批判するのかな。

ただ経済のことを考えると、もうこれ以上緊急事態宣言は出したくない、いや出してはいけないということに関しては同意しています。永江さんの意見に反対する気は毛頭ありません。対立せずに協調して前へ進みましょう。

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