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ユーロ圏にはデフレリスク、市場の緊張は緩和=イタリア中銀総裁


[ローマ 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア銀行(中銀)総裁は29日、政策当局は新型コロナウイルス危機による突然の経済停滞がもたらしたデフレリスクに対処する必要があるとの認識を示した。

イタリア中銀の年次報告書公表にあたって同総裁は、デフレ圧力は強力かつ根強く、危機で債務負担がさらに重くなっている各国に脅威となっていると指摘。ECBは、すべてのセクターが緩和的金融環境の恩恵を受けられるよう、あらゆる手段を講じる用意がある、と述べた。

同総裁は「ユーロ圏全体で官民の債務が高水準に達した結果、物価と総需要の相互下落という危険なスパイラルを引き起こす可能性がある」と指摘した。

ECBをはじめ当局がこれまでとった対応について総裁は、市場の緊張抑制に機能し、その結果、3月に急拡大したイタリアとドイツの国債利回り差が縮小したと指摘。しかしスペインやポルトガル国債利回りと比べると、依然として開きがあると語った。

さらに、経済ファンダメンタルズからみて、この開きは妥当とは言えないと表明。イタリアの公的債務の持続性に疑念が生じているわけではなく、長期的な競争力回復を目的とした経済政策によってのみ不透明性は解消されるとの見方を示した。

*内容を追加して再送します。

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