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4段階の復興プランを掲げるハワイのいま「新しい日常」確立し観光業再開を

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ハワイ在住のフリーアナウンサー、荒川れん子です。

とあるアメリカの経済系WEBサイトでは、新型コロナウイルス対策を最も厳しく実施した州のひとつにあげられているハワイですが、その効果あってか全米で最も新規感染者数の低い状態が続いています。


4月19日以降、ハワイ州全体の新規感染者はずっと一桁で推移し、5月はゼロという日も数日ありました。そんな状況の中、3月25日から続いている自宅待機令もそろそろ終了では? と島民の間で期待が高まっていた5月中旬、さら〜っと自宅待機令を6月いっぱいまで延長するという発表があった時は、さすがに落胆の声があちこちで上がりました。

しかし一方で小売店、ショッピングモールの再開やビーチでくつろぐことなどが許可されるとの発表もあり、実質緩和の方向に動きだしたのです。

郡によって多少違いはありますが、オアフ島の小売店、ショッピングモールの再開が始まったのは5月15日。そこで、アメリカ最大のショッピングモールであるアラモアナセンターに行ってみることにしました。

ショッピングモール営業再開 様子見のテナントも


約2ヶ月間も閉まっていたため、買い物を我慢していた人たちがどっと押し寄せるかもしれないと、まずはテレビのニュースをチェック。午前11時の開店時はそれほどの人出もない様子です。

ニュースキャスターによると約1/3の店舗がオープンしたとのこと。その様子を見て少し安心し、遅めの午後から向かいました。入り口には『ここから先はマスク必須』のサイン。若干緊張感もありつつ中へ進むと、そこで目に入ってきた光景に 「え!?」と一瞬唖然…。ガラガラだったのです。

5月15日に再開した店舗は55。その前から営業を続けていたテイクアウトのみのお店などを含めると全350店舗中、約3割の100店以上が営業しているはずですが、ぱっと見た限りではほとんどがまだ閉まっている状態です。がら〜んと静まり返ったショッピングセンター内は、ぱらぱらと数人の人出がある程度。思った以上に皆さん慎重に行動しているのと、失業状態で買い物を控えているという事情も影響したようです。

確かに、ショッピングモール再開という少しずつ前進している様子を感じられるのは嬉しいけれど、まだ先行き不安な中でショッピングを楽しむ余裕がある人は稀でしょう。そんな中、店内への入場制限を行い一度に数人しか入れないようにしていたルイヴィトンの前には数人入場待ちの人がいましたが、どちらかというと地元住民というよりも長期滞在者のように見える雰囲気の方が多かったです。


デパート系の大手企業に至っては、再開初日はどこも再オープンに至らず、1週間後にメイシーズが再開したくらい。5月15日の初日に再開した店舗は地元企業が多く見られました。

ローカルジュエリーショップの『NA HOKU』では、「とにかく早くお客様に会いたかったから再開が嬉しい。初日の今日は正直客足は少ないけれど、修理をしたくて待っていた方や、記念日のプレゼントに間にあわせるために来てくれた常連客がほとんど」と従業員は興奮気味に語っていました。


アラモアナセンターでは、利用客にマスク着用を義務付けていますが、店舗の従業員ももちろんマスク着用。まだほとんど客のいないショッピングモールでは、従業員の数の方が多く、手持ち無沙汰もあってか店内をこまめに掃除する姿が目立ちました。エスカレーター前には『間隔を6段あけてください』の表示があったり、あちこちにサニタイザー(除菌ジェル)が設置されたりしています。


観光客激減のワイキキは厳しい状況が続く


続いてワイキキの真ん中にどーんと構えるショッピングモール『ロイヤルハワイアンセンター』にも行ってみました。こちらはアラモアナセンターよりもさらにまだひっそり。再開したお店を探す方が難しいくらい、ほとんどオープンしていませんでした。


目につくのはセキュリティーと清掃の方。とにかくこまめにお掃除されていました。エレベーター利用は4人まで。わかりやすく立ち位置を示すステッカーも貼られています。ハワイ州外からきた全ての人に14日間の自己隔離が義務付けられているため、観光客が激減したワイキキは最も厳しい状況です。


再開許可直後は様子を見ている企業がほとんどで、これから徐々に再開へ向け動き出すといった考えのようです。利用客が来なくても開店しているだけでコストがかかりますし、従業員の安全対策も必要です。かといって開店しなければ前へ進めないというジレンマがあり、決断が難しいようです。

ただ、単なる一島民の私からすると、今まで立ち入り禁止になっていたショッピングセンターがオープンしただけで気持ちがこんなに解放されるのだなと感じました。あのいつも多くの人で賑わっていたアラモアナセンターやロイヤルハワイアンセンターがまるでゴーストタウンのように不気味な怖さを感じる場所になっていたことは、相当のショックでもあり、不安が現実となって現れているかのようでした。

再開許可の出た今は、店舗がほとんど開いていなくてもモール内を通り抜けられるようになったり、少ないながらも人の気配を感じたりできることは、街が徐々に明るさを取り戻しているようで希望を感じます。


私と同じように感じる方も多かったのか、普段のエクササイズをモール内のウォーキングに切り替える人も増えたようです。しかし、ベンチなどはまだ座れないようになっているので、自分に甘い私には休憩なしを余儀なくされ、考え方によってはなかなか良いコースです。


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