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大学入試の男女差別に抗議して女子学生が坊主頭に(写真)

 どうもここのところ、領土問題絡みが多く、自分でも記事の内容が偏ってきているような気がしているので、今日は少し毛色を変えた記事を。

1 写真の紹介

 今日紹介するのは写真投稿サイト『貼貼』に掲載されていた「广州4女生剃光头 不满高招性别歧视」という記事です。写真投稿サイトですので、まずは写真を見ていただくのが手っ取り早いかと思います。



2 記事の紹介



 みていただくとわかりますがが、4名の女子学生が坊主頭になっているところです。これは8月30日に広州市で行われたもので、彼女達は男女差別に抗議してこのようなパフォーマンスを行ったそうです。

 中国の大学入試は「高考」と呼ばれる全国共通の試験で行われるわけですが、大学の学部ごとに合格点数が定められています(ただ、ここで出身省とかによっていろいろその計算方法が異なり、いろいろな問題があるわけですが「別荘を買えば大学入試の点数も追加される?」)。

 報道によると学部の点数が男女ごとに差が設けられており、女子の方が男子より高い点数をとらないと入学できない仕組みなっているそうです。 

 そのため男女差別などに携わってきた弁護士と共に、教育部に対し、「どの大学がどの学部が男女の制限を設けているか」等の公開質問を行いました。8月末に教育部から返答がきましたがが「国家利益を考慮した結果」というものでした。

 特殊な業界または職場の専門の人材を育成するために、学校のある専門科目では適切に男女の募集割合を調整しているというもので、しかし「特殊な業界またま職場の専門の人材育成」の「特殊」の基準についても全く釈明がなく、女生徒を制限することと「国家利益」に何の関係もあるのか不明としています。

 彼女達が持っているプレートはこうした状況を皮肉っているもので、「教育部は何も答えていない(0回答だ)」などと書かれています。

3 中国の男女差別

 中国では共産主義なので、男女差別が存在しないと考えている人もいるようですが、これまでも何度か書いてきたとおり、かなり明らかな差別が存在します(日本は男尊女卑なので、日本人女性は中国人と結婚したがっている?)

 実際、ここで抗議をしている方も国際関係学院の男性の点数には達していたのもの、女性ということで入学を認められなかったそうです。また彼女は外国語学院は女性を多く受け入れるようにしており、これも男女差別だと抗議しています。

 つまり、中国政府は法律や政治は男性が学ぶべきだが、女性は語学を学んでいれば良いと考えているようで、それが「国家利益」と関係しているなどと言われた日には確かに、腹がたって何かしたくなるのもわからなくはありません。

 ただ、中国の場合これも何度か書いているとおり、社会の注目を集めてはじめて自分の意見を他人が聞いてくれるという状況があり、パフォーマンスが重視されることとなります(「老人を助けることを推奨しない教師とウェディングドレスでのパフォーマンス」や「入院費用が払えず、一家4人が裸で抗議」)。

 そのため、こうしたかなり過激なパフォーマンスをせざるを得ないのが中国の現状であり、それはそれでかなりきついものがあります。

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