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解像力を高める

いきなりちょっと失礼なことを言うようですが、僕は「情報感度が高くて色々なサービスを知っているけれど、実際に作らせるとイマイチだな…」という人をたくさん知っています。(これは実装者に限定した話ではなく、ディレクターも同様です)

こういう人は、恐らくたくさんのサービスを浅く広く見ているだけで、1つの優れたサービスを深堀りできていない可能性が高いです。サービスを構成する要素を分解して取り込む力=「解像力」が低いと言えると思います。

例えば、iPhoneにプリセットされているアプリはAppleが開発していることもあり、UIもお手本になることが多いです。皆さんはこういったものを普段触っていて、どれだけの粒度でどれだけのことをインプットしていますか?

メールアプリの以下の画面一つ取っても、吸収すべきことはたくさんあります。

画像を見る

1)戻るボタンが長くなり過ぎないように、ボタンの中に表示するテキストの最大文字数を制限している(最近だと「Back」や「<」マークを固定表示しているものも多いですね)

2)ナビゲーションバーに表示する文字サイズはこの大きさが見やすい

3)下記のようにテキストの大きさや色に変化をつけることで、各情報が適切に重み付け・分類されている

・送信元:黒の太文字、文字サイズ大
・タイトル:黒字、文字サイズ中
・本文サマリ:グレー字、文字サイズ小
・日付:青字

4)行間のマージンを適切に確保することでテキストが見やすくなる

5)最近のメールに関しては、「昨日」「○曜日」などと直感的に判断しやすい日付表示をしている

6)未読メールにはアイコンを表示している

7)リストがタップできることを示すために、「>」マークを表示している

8)本画面に遷移した時はオフラインの可能性もあるので、任意のタイミングで最新のメールを取得できるようにもしておく

9)裏で最新のメールを取得しており、かつそれが分かるようにローディングアイコンを表示している

10)常に新規メールの作成ができるように、投稿ボタンは各画面共通のツールバーに固定表示している

~~~~~

どうでしょうか?使いやすいサービスは派手さに欠けるものも多いので、何気なく使っているだけでは見逃してしまうことも多いです。

普段たくさんのサービスに触れている人は、たまにはその時間をいくつかの厳選したサービスを解像したり、そこから得たことを言葉にする時間に充ててみると良いかも知れません。

関連エントリー:
【スマートフォン向け開発】ユーザビリティチェックリストを作ってみた

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