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子を思って料理する「新しい父」たち

■「変化し始めた男性」

「離活」とは離婚活動のことなのだろうが、この前Twitterを見ていたら「離活ワーママのお役立ち情報」というサイトで「子連れ別居は違法な連れ去りになる?判例と親権・離婚への影響を解説」という記事と出会うことができ、そのカジュアルなタイトルとは裏腹にかなり専門的にかつ平易に書かれている内容に感心した。

僕もたびたび当欄で取り上げてきた「子の連れ去り」について(「ぼくは、父(母)親に絶対会いたくありません」~「連れ去り洗脳」という児童虐待)、わかりやすく解説しており、同記事では最後に以下のように記し、裁判所の「遅さ」と別居親が諦めてはいけないことを指摘して終わる。

裁判所の実務は世の中の流れに一歩遅れて変更されるのが常です。

でも、子の連れ去りに関する日本国外の問題意識が高まっており、大きな変化が見られる可能性は十分にあります。

子連れ別居を考えている人は、夫婦で合意した上で子供を連れて出ないと親権者になれないリスクがあることを認識しておく必要があります。

連れ去られた人は、子供を取り返すことを諦めず、周囲を巻き込んで現状のおかしさを伝える努力が求められます。

出典:子連れ別居は違法な連れ去りになる?判例と親権・離婚への影響を解説

たしかに、裁判所はいつも「遅い」。が、それを「世の常」で済ませることは、共同親権への社会の関心の高まりからしても、できない。

同記事は、「男性の育児参加」の増加とそれへの関心の高さに触れ、「子の連れ去り」についてもこのように記す。

でも、男性の育児参加が進み、男性の育児に対する関心が高まるにつれて、黙認されてきた連れ去り別居に異を唱える人が増え始めます。

男性が子供を引き取って育てる家庭がある

離婚後の共同親権制を採用する国が多い

離婚後の共同親権を主張する団体がある

こうしたことも一般的に知られるようになりました。

その結果、連れ去り別居の被害者が声を上げ、それがネットや口コミで徐々に拡散されて、連れ去り別居が注目され始めています。

出典:子連れ別居は違法な連れ去りになる?判例と親権・離婚への影響を解説

このサイトは離婚活動に取り組む働く女性たち用のサイトだ。その、女性向けサイトで、「変化し始めた男性」や子どもの連れ去りの違法性、そして共同親権について、どちらかというと肯定的に取り上げている。

■DV被害親による共同親権(別居親)の否定と、無関心別居親の存在

当欄でもたびたび取り上げるように、社会は「共同親権」へと移行しつつある。

だが、ドメスティック・バイオレンス/DV被害親(たとえば一時保護8千人婦人相談所における一時保護件数)が、その被害の実感を根拠に、共同親権を全否定することは珍しくない。その全否定のインパクトの強さにより、DVとは無関係な別居親が子と会えなくなる。

また、これも大問題なのだが、「子に関心のない別居親」もいる。独身に戻ったことで、自分の子を振り向かない親はたしかに存在する(いずれ当欄でとりあげます)。

これら、DV被害親による共同親権(別居親)の全否定と、無関心別居親の存在はあまりに大きく、上の「変化し始めた男性/父たち」の動きを見えにくくする。

そして、「育児に関心をもつ」父を子から遠ざけることが、その子自身を傷つけることになる。

子からすれば、父母が離婚することは関係なく、その内面に0才時より刻印された愛着/アタッチメントは両親に向かう。親の暴力行為(無関心含む)がないにもかからず一方的に連れ去られたとしても、そのアタッチメントは消えることはない。

乳幼児期に刻印された「他者との信頼の土台/アタッチメント」は、それをともにかたちづくった両方の親に対して生涯抱き続ける。

つまり、DV親と無関心別居親がそれとは関係ない多くの子どもの人権を侵害する。昭和フェミニズムと離婚弁護士がそれを利用している(堕落した「離婚システム」)。

■その「普通さ」とやさしさ

親の暴力的あり方(DVと無関心)は、親の権利(共同親権)や子どもの人権とは本来違う次元での出来事だ。だが、その暴力の非道さが、人権という「ヒトの土台/基盤」にまで浸潤している。その浸潤がこの問題をわかりにくくしている。

が、「変化し始めた男性たち」の具体的あり方がどんなものかを見てみれば、その「普通さ」とやさしさに親しみを持ってしまうだろう。彼らが抱く、子への素朴な愛情は、ツイートを読む者を泣かせる。

この「自粛」期間中、今は離れて過ごす子どもを意識した料理をつくり、その写真も添付した「変化し始めた男性たち」のツイートを、何回か僕は見かけた。それを引用して終わることにしよう(なお、別居する母たちの存在も僕は現実に知っている。そして、彼女らが常に子を思い、時には涙していることも知っている。今回はそうした母像には迫れなかったが、いつかは当欄で書いてみるつもりだ)。

以下のツイートを見て、僕は泣きました。なお、引用ツイートで写真がかぶることはご容赦くださいね。


※Yahoo!ニュースからの転載

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