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異なる時点の株価を比較する

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今の政局関係で、安倍さん、中川さんらの成長重視の方々の名前がちらほら。過去10年間で株価が一番高かったのはこれらの方が成長重視の経済運営していたときで18261円。過去10年間の平均は11600円。民主党政権の平均は9600円

2012-08-30 13:55:36 via web

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上げ潮時代が最近10年間で一番経済パフォーマンスがよかった。憲法議論している経済がおろそかになるというのは単なる思い込み URL

2012-08-30 17:11:29 via Twitpic


2007年にかけて株価が高まったのは、どちらかといえば、大雑把で恐縮だが、リーマン破綻のショック前には、世界中の市場参加者の大半が、いろいろ上手くいってるぞと、じゃんじゃん売れてるぞと、強気だったわけで、それを我が国が「成長重視の経済運営」をしていたからと考えるのは、相当に無理があるというか、率直に言って馬鹿げている。そもそも株価が何を表現しているかと言えば、将来に渡って生み出される利益を、それらが確実じゃない分だけ割り引いた「純資産」だが、例えばサブプライム住宅ローンが抱えていた問題が視界に入らず、未来にギラギラと明るい見通しを持っていたとすれば、今よりも株価が高いのは自然なことだし、だから長かった祭りが終わって後始末モードに入れば、株価は世界中で同時に調整することになった。


というような御託は、どちらかといえば、自分の専門を外れるわけだが、今日は細かな点にも深入りしよう。そもそも日経平均株価をこの文脈で持ち出して、異なる時点を上手に比較するためには注意が必要だ。例えば、毎年数パーセントも出されている配当が、ここでは数えられていない。昨年10,000円で買った株が、今年も同じ10,000円だったとしても、300円の配当を受け取ったなら嬉しいじゃないか。では、これを上昇分として捉えてよいかと言えば、安全な銀行預金に預けておいても50円の利息を受け取れるはずだったのなら、「真の」上昇分は250円であると捉える流儀も存在する。あるいは物価で調整したくなったり、そろそろ税金について気になってくるひとだって、少なくないはずだ。


そうして自分にとって「完璧な」比較のための指標が出来上がったとしよう。しかし5年前と今とでは、世界を取り巻く状況は全く異なっている。既にビンラディンは居ない。我々は震災から立ち直りつつある。欧州は新たなチャレンジに直面している。かつて不透明だった未来は、以前よりも5年分くらい先まで見えるようになったが、その先の不透明は相変わらずで、もちろん同時に自分自身は5歳トシを重ねた。将来に渡って見積もる利益や、それらを割り引く深さが同じだったとしても、他のすべてが違う。昔の女を比較に持ち出す男にロクな奴は居ないし、自慢気に話される「私の履歴書」よりも、いつだって俺はアンタの今後について話が聞きたいんだ。

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