音楽プロデューサーのつんくさんが2020/5/22にツイッターでこんな投稿を。
12歳長女。ほんと良く手伝ってくれる。頼ってばかり。本当は褒めてやるべき時も少しの失敗を指摘しちゃうので妹ばかりホメると叱られる。思えば5.6歳からずっと頼ってる。信頼してるからこそよいしょ褒めは出来ない。あいつの為にならないから。恋人以上夫婦逸脱の愛がそこにあること、いつか伝われ!
— つんく♂ (@tsunkuboy) May 21, 2020
12歳長女。ほんと良く手伝ってくれる。頼ってばかり。本当は褒めてやるべき時も少しの失敗を指摘しちゃうので、妹ばかりホメると叱られる。思えば5.6歳からずっと頼ってる。信頼してるからこそよいしょ褒めは出来ない。あいつの為にならないから。恋人以上夫婦逸脱の愛がそこにあること、いつか伝われ!
https://twitter.com/tsunkuboy/status/1263498737428639746
あーーーーーーーーーーー。
これだよ。これが子供の心をころし、子供の自信を奪っていることに気づかないんだよ。
あるあるすぎる子育て。
長男長女へは厳しくし、第二子には甘くしてしまう親。結果、長男長女は親の愛を感じられず、どれだけやっても自信が持てず自信を失い、自己肯定感をもてず、でも弟や妹に嫉妬し、大人になっても心の問題を背負ってしまうのだ。
私の父親がまさにこれだった。長男である私と5歳年下の弟。小学校の頃も中学校の頃も、ずっと思っていた。
なぜ父親は私は褒めないのに弟ばかり褒めるのだ?
なぜ父親は私ががんばっても褒めてくれないのだ。どこまでがんばっても認めてくれることはない。
父親いわく「褒めたら調子にのって努力しなくなるからいつまでも壁でいるんだ」と。
テストで90点とっても褒められた記憶はなく、なぜ100点とれなかったか怒られる。
なぜ?90点だよ?褒めてくれてもいいんじゃない?
5段階評価で1教科だけ4で、あとはすべて5だったのになぜオール5ではなかったのかと怒る。
父親はこれを子供への愛だと思い込んでいた。長男への愛だと思い込んでいた。これを子育てだと思い込んでいた。
すべての子供にこう接するならまだ納得はいったかもしれないが弟には甘いのだ。
なぜ?
なぜ私だけこんなにがんばっても褒めてくれないの?
私はそのせいで大学ぐらいまで、ずっと自己肯定感を持てずにいた。
だってがんばって成果を出しても「おまえはダメだ」「もっとがんばれ」と言われ続けたからだ。
つんくさんに限った話でなく、こういう親御さん多いんじゃないかな。
長男長女や一人っ子への期待が大きすぎて厳しくしてしまい、その思いは子供には伝わっておらず、「褒めてくれない」「愛してくれない」って思われているだけだってことを。
特に小さい頃、こんな風に育てられると一生、自己肯定感が身につかなくなる。別によいしょで褒める必要などない。
でもね。褒めるべきところは褒めてください。長女長男と次男次女の厳しさを変えないでください。
この記事が多くの親御さんに広まりますように。
*父親との関係は良好ですし、社会人になってからはそんなことは気になりなくなりましたが、でも子供の頃はひきずってました。