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【ベストバイ】、閉店もカーブサイドで売上8割維持!再開もアポ対応でサンダーバード?


ベストバイが21日に発表した第1四半期(2月~4月期)決算では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う店舗閉鎖が影響し売上高が大きく減少した。しかしカーブサイド・ピックアップで売上の落ち込みを最小限に食い止めた。

売上高は前年同期比6.3%増となる85.6億ドルとなった。純利益は前年同期比で約40%減となる1.59億ドルだった。

粗利益率は23.0%と前年同期の23.7%から0.7ポイントの減少。一般販売管理比率は前年同期の20.1%から20.3%と0.2ポイント増加し、営業利益率は前年同期の3.7%から2.7%に落ち込んだ。ネット通販急増に伴うコストの増加で利益を蝕んだ形となった。

既存店・売上高前年同期比は5.3%の減少だった。コロナ禍による休業で2018年第1四半期から12四半期連続して前年を上回っていた既存店ベースが途切れた。国内の既存店・売上高前年同期比は5.7%の減少となった。

外出禁止令の影響でパソコンやゲーム・コンソールが強かったものの、ホームシアターやモバイルの弱さを相殺できなかった。

Eコマース売上はアプリで注文して駐車場で受け取るカーブサイド・ピックアップに重点をあてたことで155.4%の増加となった。

ベストバイでは四半期の最後の6週間に渡って実店舗を閉めたが、カーブサイド・ピックアップ需要が予想以上に強かったことで売上の81%を維持することができたという。

オンライン注文の約半数となるカーブサイド・サービスでは83%の高い顧客満足度も示された。国内売上高全体の42%がオンライン販売であり(前年同期は15%)、オンライン注文の65%が店の在庫にあるものでピックアップや配達で賄われたという。

 商品カテゴリー別の既存店売上前年同期比では売上の48%を占める「コンピューターとモバイルフォン(Computing and Mobile Phones)」が横ばい。

売上全体の28%を占める、大型4Kテレビなどの「コンシューマーエレクトロニクス(Consumer Electronics)」は3月下旬から店舗営業を停止したことで15.7%の減少。

全体の12%となる「アプライアンス(Appliances)」は2%の減少となった。

一方、全体の7%となる「エンターティメント(Entertainment)」はゲーム関連が伸び9.5%の増加となった。

ただ、感染予防のためインホーム・サービスや修理、コンサルテーションを停止していることで全体の5%となる「サービス(Services)」は16.1%の減少と最も大きな落ち込みになった。

 ベストバイは国内に977店舗(前年は997店)を展開し、他にアウトレットセンター11店舗(同8店)とアプライアンス販売のパシフィック・セールス21店舗を展開し合計1,009店となっている。カナダやメキシコの海外店は222店舗の展開だ。

 ベストバイは今月4日から200店舗で客数を制限しアポイントメント制による店舗営業を再開した。マスクやグローブ着用のスタッフ一人が30分間対応する店内相談サービスのアポイントメント・オンリーは現在、700店にまで拡大。

アポ予約は電話やアプリを介したオンラインで行い、ウォークインにも対応する。アポイントメント・オンリーでの対応は顧客に理解されているという。

なお残りの店舗はカーブサイド・ピックアップのみでの営業で40店舗は閉店を続けている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。全店閉店もカーブサイド・ピックアップで売上の8割を維持できたから「売り場いらなくね?」は短兵急な話。ただし売り場に対する考え方はこれまでとは変わってきます。ネット通販最大手のアマゾンがJCペニーと買収等に向けた交渉を行っていると一部メディアが報じています。3,000坪もあるJCペニーの跡地をアマゾンのマイクロ・フルフィルメント・センター(MFC)にして、モールの核テナントをカーブサイド・サービスを含めたピックアップ拠点にするのは考えられます。アメリカで置き配を盗むポーチパイレーツの問題は深刻です。家電など高額品のネット注文の場合はピックアップがデフォルトになってきています。ベストバイがアマゾン・プルーフだったのは店舗を高額品等のピックアップ拠点にできているからです。そしてスタッフによる接客サービスもアマゾンにはないコアな強みです。アポ・オンリーも定着すれば売り場に対するお客の見方も変わってくると思います。
 アポオンリーということは人気スタッフはお客から指名されることになりますね。「日本一売り上げるキャバ嬢」や「指名ナンバーワンのカリスマホスト」のようなスタッフも現れます。Matt君のようにサンダーバード化したりして。

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