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Netflixおすすめ映画3本。ソーシャルメディアの本質を学べる映画をプロが厳選!【書き起こし】

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どうも、ガイアックスの重枝です。本日はNetflixで見られる、ソーシャルメディアマーケティングに役立つ映画3本を紹介したいと思います。

※本記事は「ガイアックス ソーシャルメディアラボ」の公式YouTubeチャンネルで配信した内容を書き起こしてまとめたものです。

1.ソーシャルメディアマーケティングの視点から見る映画

Netflixで見られる映画3選

今、Netflixの視聴時間がかなり上がっているみたいですね。皆さんも#おうち時間を過ごすことが多いと思うので、この機会にNetflixで見られるおすすめの映画を見ていただければいいなと思います。どこに注目すべきかを、ソーシャルマーケティングの視線で紹介したいと思います。

紹介する映画は3つです。1つ目は「グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル」という映画です。トランプ大統領が当選した大統領選挙に関与したケンブリッジ・アナリティカという会社のお話です。

2本目は感染拡大という意味の「コンテイジョン」という映画ですね。「グレート・ハック〜」はドキュメンタリー映画で「コンテイジョン」はストーリー映画です。

最後はドキュメンタリー映画「ビハインド・ザ・カーブ-地球平面説-」です。この3本を通じて、ソーシャルメディアマーケティングのコアの部分をお話ししたいと思います。

2.その1「グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル」

ケンブリッジ・アナリティカ事件を題材にターゲッティングを考える

まず1本目、「グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル」という映画です。

みなさんはケンブリッジ・アナリティカ事件をご存じですか?どういう事件かというと、ケンブリッジ・アナリティカという、元々ケンブリッジ大学の研究社から独立して作ったデータ分析会社があります。それがトランプ大統領の選挙にデータ分析を提供し、選挙結果に大きな影響を与えたというものです。

それがなぜスキャンダルなのかというと、Facebook社がケンブリッジ・アナリティカに個人情報を譲渡していた。個人情報を使って、すごく効果的な広告を打って選挙結果を左右した。個人情報がそんなふうに使われていることにFacebookユーザーはまったく同意していないにもかかわらず、政治的な目的で使われたということがのちに発覚してスキャンダルになった事件ですね。

この映画は実際にケンブリッジ・アナリティカ社で重要な役割を果たした女性を中心に描いていきますが、その中で役に立つのはターゲッティングの話です。

診断アプリのデータを利用して浮動層にターゲッティング

ケンブリッジ・アナリティカがFacebookのどんなデータを使ったかというと、Facebook上で診断アプリといわれるものです。性格診断とか心理テストみたいなものをして、あなたはこういう傾向がありますねというようなお楽しみアプリで、どんどんユーザーが拡散していくというものがありますよね。そのデータを使ってそのユーザーに有効な広告を当てるのです。

当時、大統領選挙の最大の焦点はトランプヒラリーでした。トランプ大統領支持者とヒラリー支持者はあまり動かないけども、どちらか分からない浮動層はその場の雰囲気や、直前に見た意見とかで投票先を変える。この浮動層の人たちをいかに動かすか、あるいは動かさないか。

これが選挙を攻略する鍵となるので、浮動層の人たちがどういう人たちかというのを見極めて、その人たちにトランプへの投票を促すとかヒラリーに投票させないようにする広告を打ちます。そういう意図のあるコンテンツをどんどん見せるわけですね。

その結果、人々が影響を受けて最終的には選挙結果が変わってしまうということ話なのですが、これがすごく悪賢いのが浮動層を狙ったところです。

例えば強固なトランプ支持者、強固なヒラリー支持者というのはちょっとやそっと広告を当てただけでは変わりません。でも、接触した情報ですぐに意見を変える人というのを心理テストで見抜いて、そういう人たちに広告を当てていったのです。ここがすごくおもしろいところでありずる賢いところですが、この映画ではそういう人たちの意見を変えたということが明確に示されています。

ターゲッティング自体は悪いことではない

この映画の奥深いところは、最後までこのことが悪かったと断罪していないという点です。確かにユーザーの個人データを無断で使いましたが、広告への使用でした。

デジタルマーケティングでは、個人データを分析して広告のメッセージングやターゲッティングを変えることは日常茶飯時。日常業務の延長線上にあるものなのです。だから、どこからがブラックでどこからがホワイトなのかは分からないし、グレーゾーンも結構ある。

ケンブリッジ・アナリティカは今ではものすごく悪い会社ということになっているのですが、この映画はドキュメンタリーでしかもかかわっていた人が登場しているので、グレーゾーンもあるよねという点もちゃんと描かれていて、我々としても身につまされる話です。

ということで、やはり気をつけよう、同意を得た上でデータを使おうなどと考えるわけですが、問題はその同意の取り方にも色々あって、今すごく議論になっていることですね。

主人公として描かれる女性の人生も描かれていますが、彼女はもともと慈善活動をしていた人で、政治的にはアクティビズム(積極的行動主義)でした。どちらかというと世の中を良くしたいと考えていた人であるわけです。そういう人が最終的にケンブリッジ・アナリティカ事件にかかわってしまったということも詳細に描かれていて、本当に悪い人が起こした事件なのかというところもすごく考えさせられます。

ソーシャルメディアマーケティングにかかわっている人や、デジタルマーケ、メディアにかかわっている人は、この「グレート・ハックSNS史上最悪のスキャンダル」をNetflixで契約して見てみてください。

3.その2「コンテイジョン」

コロナ禍を予言? ポストトゥルース時代を描く映画

次におすすめする映画は「コンテイジョン」。スティーブン・ソダーバーグという有名な映画監督が作った映画ですね。マット・デイモンやグゥイネス・パルトロウなど、有名な俳優も数多く出演しています。

タイトルの「コンテイジョン」は感染拡大という意味です。

ストーリーは致死率20%くらいという、新型コロナウイルスの数百倍の強さを持った謎のウイルスが流行して世界中が大変なことになるというもので、今まさに起こっているようなことと近いことが描かれています。

2011年の映画ですが、今見ると「そうそう、分かる分かる」と言いたくなる映画です。ポストトゥルース(脱真実)という点から注目するとおもしろい役の人が出てきます。

二枚目俳優のジュード・ロウが演じるアラン・クラムウィディというブロガーは、ウイルスが流行り始めた頃からブログでそのことを書いています。世界中に感染が広まり、死者が増えてパニックになる中で、最初からウイルスについてブログを書いていたということで、アランはカルト的な人気を誇っています。

1,000万人単位の人がブログに訪れて、政府の言うことは信じられない、CDC(Center of Disease Control、疾病対策センター)の言うことは信じられない、アランだけが本当のことを言っている、アランが陰謀の裏側を知っている……と、カルト的な信望を集めるブロガーです。

現実でもこのような人物はいますよね。例えば政府やクラスター対策班などの権威ある機関は本当のことを隠している、本当はもっとひどい状況なんだと言って注目を集めて、ウイルスの拡散より情報の拡散、情報感染の方がひどいのではないかと思わせるような情報を発信する人たち、まさにそういう面々をなぞらえられる存在です。

カリスマブロガーの嘘とそれを信じる人々

アランは途中でちょっと嘘をつくんですよ。レンギョウという植物だけが唯一ウイルスに効くと言って、自分が感染したふりをしてレンギョウのエキスを飲んでみせるのです。それをビデオに撮って「これで僕が生き残ったらこのレンギョウは謎の病気に対する唯一のソリューションだ」と。そのあとに回復したふりをしてさらに人気を集めていきます。

その後アランを盲信的に信じる人たちはレンギョウのエキスを手に入れるために、薬局を訪れてソーシャルディスタンスも無視して行列を作りますが、「レンギョウ、今日50個しか入っていません」と薬局の人が言うと、パニックが起こってみんなで殴り合ってレンギョウを奪い合う、という世紀末的な状況を起こすシーンもあります。

ところがじつはアランはヘッジファンドと組んで製薬会社の株価を上げることによって大儲けしているので、悪い人だったのです。

そしてネタバレになりますが、最後にはワクチンができて生産も間に合い、十分に供給されたら人類は助かるという状況になります。そうすると「レンギョウとはなんだったのか、あんな効くか効かないか分からないものを」という話になって、しかもDHS(United States Department of Homeland Security、国土安全保障省)というアメリカのテロ対策や国内の危ない問題を扱う省庁の人たちに、治安を乱したブロガーということでアランは逮捕されてしまいます。

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