
正規対応モデルを推奨!楽天モバイルでスマホをセットで購入しなかったので苦労した話
これまでにも当ブログメディアにて紹介しているように楽天モバイルが移動体通信事業者(MNO)として携帯電話サービスの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」を4月8日に開始しました。自社回線のデータ通信は無制限を謳い、300万人までは契約から1年間は利用料が無料になるキャンペーンを実施しています。
現在、MNOとしての楽天モバイルは自社回線として利用可能な4G向けに割り当てられた周波数帯の1.7GHz帯(Band 3)のみで、かつまだこれから自社回線の提供エリアを増やしていこうという状態です。
そのため、楽天モバイルのサービスエリアはまだ限られた地域のみとなっていますが、楽天モバイルのMNOではローミングにてパートナー(au)回線が利用でき、このau回線エリアでは800MHz帯(Band 18)が利用されています。
なお、au回線エリアでは通話やSMS、データ通信、緊急速報メール(ETWS)が利用できますが、自社回線のデータ通信使い放題とは違い、高速データ通信容量は月当たり5GBまでとなっており、5GBを超えると最大1Mbpsに速度制限されます。
無制限かつ1年間無料という言葉にまんまと乗せられた筆者もすぐにRakuten UN-LIMITのSIMカードのみを申し込んだのですが、楽天モバイルの公式対応製品を持っておらず、普段の製品チョイスが独特すぎることもあり、予想外の苦労をするはめになったのでこれについて紹介しておこうと思います。
【SIMがあれども開通できない】
Rakuten UN-LIMITは事前に申し込みをしていたこともあり、サービス提供開始当日にSIMカードが到着しました。
すぐにSIMカードを取り出し、同封のスタートアップガイドを読んだところ「SIMのネットワーク開通作業」(アクティベーション)のほか、無料での通話には「楽天Link」アプリでのログインが必要とのこと(申込時に把握すらいない……)。
さっそく、手近なAndroidスマホにRakuten UN-LIMITのSIMカードを挿しこみ、アクセスポイント情報(APN)を設定し、接続を試みたのですが……これがなかなかネットワークにつながりません。
スマホとセットで申し込まなかったのはBand 3やBand 18に対応している製品は多数所持していたため、楽天モバイルが公式に動作確認済の楽天モバイル取扱推奨製品(以下、楽天回線対応製品)を購入しなくても大丈夫だろうと高をくくっていました。
しかしながら、なかなかネットワークにつながらなかったため、楽天回線対応製品を使用せずにいたことが原因ではないかと思い、Twitterなどで情報を集めたところ、同様になかなか開通しないという状況に陥っている人も少なくない模様。
中には楽天回線対応製品でもなかなか開通しないという人もおり、一方で楽天回線対応製品ではない製品でもすんなり開通している人もいましたが、ひとまずなかなか開通しない場合でも多少時間を置くことで開通したというケースもあったため、いろいろと試してみることにしました。
まずは対応周波数帯などが合致していても海外発売のグローバル向け製品やクラウドファンディングサイトのリワード製品、古い製品では個々に原因が違うようで、製品によってできることやできないことが混在していました。以下に手持ちのいくつかの製品で試してみた結果をまとめます。