- 2020年05月21日 16:25
【新型コロナウイルス】医療従事者の支援へ募金を立ち上げ 人気ユーチューバーヒカキンが1億円を寄付
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人気YouTuberのヒカキンさんが21日、Yahoo!基金と協力して、「コロナ医療支援募金」を設立したことを自らのYouTubeチャンネル「 HikakinTV 」で発表した。ヒカキンさんは一人目の寄付として1億円を寄付していて、「今、僕たちの命を守ってくれている人を支えましょう」と協力を呼びかけている。

医療従事者からのDMきっかけに募金設立
アップロードした動画((『1億円寄付してコロナ医療支援募金を立ち上げました。僕と一緒に募金して命を守る人を支えませんか?』)の中で「命を守る人を、支えたい。」とのテロップとともに、募金を立ち上げた経緯を紹介している。
ヒカキンさんは、緊急事態宣言を踏まえて若者らに外出自粛を呼びかけたほか、小池百合子・東京都知事との対談や、新型コロナに感染した人へのインタビューの様子をYouTubeにアップしてきた。そうした活動を通じて、ある医療従事者からSNSのDMで次のようなメッセージが寄せられたという。
ヒカキンさん怖いです
まさか今まで仕事をしてきてこんな未知の恐怖が突然やってくるとは思いませんでした
毎日不安で不安で仕方がありません
もちろん仕事から逃げるなんてことは許されませんし
さらには大切な家族にうつして万が一のことがあったらと思うと
家族に会うこともできず家にもずっと帰れていません
この現状を少しでも知って頂きたいです
差別や偏見無くしたい 浄財は労働環境改善に活用
このメッセージを受けたヒカキンさんは、医療従事者の労働環境などを調べ、感染者の治療などに当たっている医療従事者が差別や偏見に直面している現状に胸を痛め、今回の募金設立を思い立ったという。
ヒカキンさんは「新型コロナの感染者が一人でもいるうちは、そこで命を守るために闘ってくれている方がいます。緊急事態宣言の緩和後も感染第2波が予想されており、医療現場には引き続き支援を続けるべきだ」と訴えている。

クレジットカード、Tポイント、SoftBankスマホの3種類から募金でき、Tポイントでは1ポイント分から数分で完了する。LINEやTwitter、Facebookでシェアすることもでき、ヒカキンさんは動画で拡散を呼びかけている。
コロナ医療支援募金には21日午後3時現在で、約2万3000人が寄付し、寄付総額はヒカキンさんによる1億円を含めて約1億939万円に上っている。
21日に始まった募金の受付は6月末まで。集まった浄財は、自治体や医療支援にあたるNPOを通じて、マスクや消毒液、防護服などを配布したり、感染リスクの低減など労働環境の改善のために役立てられるという。
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