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検察庁法改正、説明責任を果たすというなら黒川定年延長の裏をクリアに説明せよ 黒川弘務検事は退官すべし

 安倍内内閣は、検察官定年恣意的延長法案の成立を断念し、継続審議としました。国民の理解が得られていない、今後、理解を得たいだそうです。
 理解できるわけがありません。こんなわかりやすい非常識な法案はありませんでした。お友達優遇のために法解釈の「変更」という屁理屈をこじつけ、それを正当化するために法律まで跡付けで変えてしまおうというひどいものです。

 廃案としてしまうと、黒川氏の処遇がかえって問題だったということがクローズアップされてしまいます。
 そのため見苦しい「継続審議」としたわけです。

 この法案を通す前提として、この黒川定年延長問題を素通りするなんて許されません。

 法務省から頼まれた??


 どういった経緯で頼まれたのか、それを何故、了承したのか、それこそ徹底解明が必要です。
 検察官定年恣意的延長が問題になり、どういった基準で延長を考えているのか、一番、重要なところが全くすっぽりと抜け落ちてしまった法案、結局、森雅子法務大臣もまともな答弁もできない状態で、この法案の運命は決まりました。

 しかし、この法案を通すのであれば恣意的ではないということを説明する責任があります。法務省が何故、今回、このような人事を提案したのか(でも本当??)、それで何故、「解釈変更」という手法まで用いたのか、解明がなされなければならないのは当然のことです。誰もが黒川定年延長は恣意的と思っているし、この検察官定年恣意的延長法案はそれを制度的に内閣の恣意的介入を担保するものになるものだからです。

 説明責任を果たす、というのであれば、この点をすべてクリアに説明することは必須の大前提です。

2020年5月18日撮影

 ところで維新の会が「条件付」賛成に転じてしまって、いつものお得意の強行採決の前提は整っていたのに、検察OBなどの声も出始めてはもはや問題点ばかりがクローズアップされてしまい、「断念」に追い込まれたわけです。

 背景には安倍内閣の支持率の陰りも見えているわけですが、それにしても維新の会は肝心要のところが受け入れられなかったのに賛成に転じるとは、やっぱり単なる安倍政権の補完勢力でしかありませんでした。
 維新の会の転向は醜態でした。

 維新の音喜多駿議員は葛藤を表明されていました。ホッとしたでしょうが、自らの所属政党の矛盾を党内でもっと突き上げましょう。
民主主義は一度や二度で簡単には死なない。諦めるな、ずっと闘おう【所感メモ】」(ブロゴス)

 さて、黒川弘務さん、あなたは無理やり延長された「定年」で未だに「検察官」ということにはなっていますが、そのような形で居座ること、居心地はいいですか?
 安倍氏の「お友達」ということで自分だけが優遇されて恥ずかしくはありませんか。
 あなたが退官すればこの問題は終わります。
 佐川宣寿国税庁長官と同じ境遇にいることをお忘れなく。

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