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いざ!脱法ドラッグ対策、秋の陣へ

法規制とのイタチごっこが続く脱法ドラッグ対策の柱として、厚生労働省が様々な形で表明してきたのが、法規制導入の迅速化。その具体策のひとつとして、欧米市場で出回っている新規薬物に対して、国内に流通する前に規制の対象とすることが検討されてきたといいますが、その第1弾がようやく始動することになりました。

<ニュースから>
●脱法ドラッグ 流通前に規制へ
麻薬に似た興奮作用があり、幻覚などの症状が出ることもある脱法ドラッグが、海外から流入するのを防ぐため、厚生労働省は、ヨーロッパで販売されている脱法ドラッグに含まれる薬物数種類について、初めて国内に流通する前に規制の対象とする方針を固めました。
・・・・・・厚生労働省は、海外で出回っている薬物のうち、一部の国で規制されていたり、幻覚などの症状を起こすことが論文で確認されたりしている薬物について、国内に入ってくる前に規制の対象としていくことを決めました。
30日に開かれる審議会で、ヨーロッパで販売されている数種類の薬物について、規制薬物に指定する方針です。
国内で流通していない薬物が規制の対象となるのは初めてで、厚生労働省は、海外から流入する違法薬物を水際で食い止めることで、薬物のまん延を防ぎたいとしています。(記事の一部を省略)
NHKニュース 8月28日

2012年秋、わが国の脱法ドラッグ対策は、ようやく具体的に動き始めようとしています。今年春以来、厚生労働省は、指定薬物への指定手続きの迅速化や、情報収集などを一元的に行うコールセンターの設置などの対策を打ち出し、また、包括指定の導入についても秋以降に具体的な検討に入ると表明してきましたが、主要な対策は未だ具体的な姿を見せていませんでした。
その第1弾として、国内で流通が確認されていない新規薬物に対する前倒し的な規制策が導入されるわけです。これによって、この秋に新たに指定薬物に追加される物質は、かなりの数になるのでしょうか。

しかし、本当の問題は、法規制をきちんと守らせていく執行力です。店頭で販売されている製品に、指定薬物として規制されたはずの成分が紛れ込んでいるような状態を見過ごしていては、法規制のための努力も水の泡。
まず、早急に整備が必要なのは、買上げ調査の戦力化です。高頻度でサンプルを収集し、迅速に分析し、その結果を即座に指導・取締りに反映させる。残念ながら、脱法ドラッグの流通が盛んなすべての都市圏で、このサイクルが出来上がっているとは言えないのが現実です。散発的な買上げ調査、時間のかかる分析・・・、これでは、違反品が判明したころには、もう市場の販売製品は入れ替わってしまっています。いま流通している違反品を今すぐ止める。これが基本なのです。

もうひとつ、違反製品の流通をしっかり止めるためには、脱法ドラッグの流通実態に踏み込んで、卸売り業者や製造業者に対する指導や摘発にも力を入れていかなければなりません。
最近、各地で販売業者に対する捜索や検挙が相次いでいます。捜査情報が不十分ななかでの捜索や逮捕は、立件に至らないこともあるでしょうが、こうした地道な捜査活動によって、着実に情報は蓄積されているはずです。捜査情報の蓄積が、やがて一斉取締りなどに結びつく日が来ることでしょう。

まだまだ課題は山積みです。さて、脱法ハーブ対策、秋の陣がいよいよスタートするこの時期。私たち市民も、ますます監視の目を光らせていくことにしましょう。

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