- 2020年05月15日 12:30
未就学児とその保護者にとって「9月入学」はデメリットのみ?保護者からの切実な声
1/2賛否両論が白熱している「9月入学」への移行案。
先日にも学生の声を取り上げたばかりであるが、本人が声を挙げられない「未就学児」の保護者からも、多くの意見が届いているため、一部紹介したい。
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なお、100件程度の意見が集まっているが、未就学児の保護者に限ると、賛成はゼロ、反対がほぼ100%である。
もちろんあくまでwebアンケートもしくは日本若者協議会のHP等に寄せられた意見であり、一定のバイアスがかかっている可能性もある。それでも、未就学児、その保護者からすると、予定が崩れ、一学年の人数が増えるなど、デメリットが大きいのは明らかではないだろうか。
未就学児へのしわ寄せ
「9月入学」に移行すると、未就学児とその保護者にはどういう課題が生じてくるのか。
大きく分類すると、「想定していた学年が変わる」、「急に幼稚園の友達と学年が変わる」、「一学年だけ人数が1.4倍程度になる(その結果、教員一人当たりの生徒数が増えたり、就職に不利になる)」点が挙げられる。
実際にはどういうことなのか。手元に届いている保護者からの悲痛な声を一部紹介したい(下記、文章の長さ等を考慮して筆者が一部編集している)。
年中児と今年2歳になる子どもの保護者です。
昨今の新型コロナウイルス問題に伴い、小学生以上の学習の遅れ、地域格差などが問題となっています。その対応案として、「9月入学」が政府で検討されることとなっています。
9月入学の賛否を問いたいのではなく、この議論において、未就学児の視点が欠如している、「9月入学」議論に未就学児の立場・視点をきちんと取り入れていただきたいという趣旨で意見を書かせていただいています。
具体的には、9月入学に賛成をしていても反対をしていても、「未就学児を9月入学の調整弁にしないで!」、「未就学児を大切にして!」という親としての切実なる願いを行政に伝えていただきたいというお願いです。
昨今の「9月入学」に関する議論を見ている限り、小学生以上、特に受験を控えた学年のみが検討・考慮される対象となっているように感じています。現状、政府からも文部科学省からも、具体的な「9月入学案」については示されていませんが、基本的な議論の流れは「小学校入学をどうするか」ということが主な論点となっています。
しかし、小学校の入学時期を変えると言うことは、学年編成の問題が生じ、当然、その問題は今の未就学児にも及んできます。
我が家の娘は、幼稚園が大好きです。お友だちと遊ぶことが本当に楽しくて仕方がないそうです。「ディズニーランドに行くために幼稚園をお休みするくらいなら、ディズニーランドには行かない」と言うくらい大好きです。
「9月入学」が検討されているなか、未就学児に生じる可能性のある課題についてはほとんど議論に上がっていません。このまま、未就学児に及ぼす影響について取り上げられずに、何より検討すらされずに「9月入学」が進められてしまうことだけは、断固避けなくてはいけないと一人の親として強く思っています。最悪の場合、未就学児が「9月入学の調整弁」とされかねないとも思っています。
もしも、「9月入学」によって未就学児のお友だち関係が破壊されることがあったとしたら、それはあまりにも子どもにとっては理不尽なことです。
このようなことは絶対にあってはなりません。
このような事態が生じたとしたら、それは「災害」ではなく「人災」です。
未就学児も大切な国民の一人です。日本の将来を担う国民であるとともに、今は守るべき弱者です。
私は年長児の親です。未就学児の保護者の立場から、全面的に反対です。
制度の変更で来年の新小学1年生の人数が増えたら、人数が多い状態のまま成人するまで過ごさなければなりません。人数が多い分「落ちこぼれ」が増え、非行、いじめ、自殺など、人格形成そのものに影響する可能性が考えられます。未就学児でズレを調整するなんて、あまりにも暴挙です。まだ言葉を上手に発せない子どもたちだからこそ、慎重に気持ちを汲んであげてください。
未就学児二人の親です。TVでは問題点が取り上げられなくて、賛成者しか出演されてなく声をあげれないので、どうかお力を貸して下さい
・小学生未満の、成長過程、集団生活、行事が削減される
・年中→年長飛ばされ→小学生
・年少→年中飛ばされ→年長
これ以下ずっとお腹の子供までずらしが続く。
人格形成、社会に慣れるという重要な時期なのに、非常に問題である。
・新1年生が1.4倍。
自然現象ではなく、意図的に作られ、生涯不利で不幸な学年を創り出す。
月ごとに分けて調整して言ったらいいと言われるが、それなら結局一番目の話になり、友達とも離され解決策ではない。
・待機児童の増加
遅らされることによって、入れない子が路頭に迷う
・親の仕事復帰の遅れ
・半年間の空白による学びの遅れ
新入園生が入れない
・学習、社会への遅れ、少子化加速
全体を遅らすことにより、学ぶ時期が遅くなり、社会進出も遅れ、結婚、出産も遅れ、少子化になりかねない。
知能の低下
・将来設計が崩れる
兄弟姉妹の差や、保育園入園に有利になるように、計画出産している人が多数だが、将来設計が壊され、資金振りも困難。
兄弟姉妹が同学年になったりする。
・海外との1年遅れ
9月入学について反対です。未就学児にも人権があります。
孫が年中4月生まれです。孫の年代から学年を調整されると聞きました。そうなると孫は年中もコロナで通えていない中、年長という大事な機会を奪われます。
子供たちのことを考えてと言いながら、テレビのみなさんは誰も未就学児について触れていません。



