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ハリケーンに反応薄い原油相場

原油相場は3営業日続落です。朝方はメキシコ湾を北上中の熱帯性暴風雨による海洋油田の操業への影響を懸念して堅調でしたが、結局先週の高値には届かず引けにかけて戦略備蓄原油放出観測の圧迫感から上値が重くなっています。

8月27日のNYMEX WTI 原油相場の終値は前日比68セント安の$95.47/bblで、引け後の時間外取引は$95/bbl台半ばです。

熱帯性暴風雨アイザックはハリケーンへと成長し、現地時間の火曜夜にはミシシッピからルイジアナにかけて上陸すると予想されています。

当初見通しより西側に進路が移っているため油田地帯への影響も拡大していますが、アイザックの勢力はそれ程強くありません。

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また、ハリケーンの原油相場への影響は発生直後が最大で実際に被害が出る頃には尻すぼみというケースが大半ですから、大事故が発生しない限り相場材料としてはこれで終了と考えるのが妥当ですね。

一方で原油価格上昇に対する欧米諸国の懸念は、目先WTI の$100/bbl大台超えが困難であることをうかがわせます。
戦略備蓄放出が行われた場合の価格への影響は一時的なアナウンス効果に留まるのでしょうが、放出決定直後は確実に相場が下がるわけですから買いには慎重にならざるを得ません。
長期的には原油相場上昇を予想する様な市場参加者も、備蓄放出による押し目を待ちたいところでしょう。

米国エネルギー情報局(EIA)が27日発表した全米ガソリン平均小売価格は、前週比3.4セント高の$3.837/ガロンで8週連続の上昇となっています。

イランとイスラエルの緊張には新たなニュースはないものの、先週のイランとIAEAの核協議が何ら進展のないまま終わったことでイスラエルによるイラン攻撃の懸念が解消する糸口も見つかりません。
このことは、当面原油相場の大崩れも起こりにくいことを示唆しています。

原油相場は上値も下値も抑えられて動意に乏しくなるのかもしれませんね。
とはいえ、NYMEX 原油先物の取組高は5月以来となる150万枚の大台を回復しており、投機資金は集まっているようです。

2012/08/27
NYMEX WTI Oct$95.47/bbl( -0.68 )
20日移動平均:$93.89( +0.17 )
ボリンジャーバンド
 +2σ:$99.52/ -2σ:$88.25
 幅:$11.27( -0.31 )/ 100日平均:$11.45
ボラティリティ
 22.44 ( +0.16 )/ 100日平均:27.38

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