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麻生大臣、答弁で「テレクラとキャバレーどこが違うか聞いてみろ」


 5月12日におこなわれた財政金融委員会で、麻生太郎財務大臣の「珍回答」が飛び出した。
 委員会では、音喜多駿・参議院議員から、性風俗産業の従事者が持続化給付金を受け取れるのかどうか、いくつかの質問があった。麻生大臣の発言は、一連の質問の最後に出てきた。

 新型コロナウイルスによって大きな影響を受けた事業者に対し、経済産業省が中心におこなっている支援策の一つが「持続化給付金」だ。その「不給付」に風俗産業が入っている。正確な表記は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に規定する『性風俗関連特殊営業』、当該営業に係る『接客業務受託営業』を行う事業者」だ。音喜多議員は、はじめ中小企業庁の担当者に対し、「セックスワーカー個人への給付は可能なのか」と質問した。

 担当者は、「個人事業主として性風俗で働く方については、基本的に風営法上の性風俗関連特殊営業等にあたらないため、その収入を事業収入として計上しておられる場合は対象になりうる」と返答。簡単に言えば、個人で確定申告している場合は、給付金を受け取れるということだ。音喜多議員は、経産省が公表している資料にもこの点の記載がなく、専門家も混乱しているとして、情報発信の工夫を求めた。

 続いて音喜多議員は、事業者についても、「遵法して税金を納めていて、届け出をしていても、性風俗産業ということで対象外になるのは、職業差別になりうる」としたうえで、「しっかり救済していかないと、営業自粛しないようになってしまう。また反社会勢力とつながってしまい、治安の悪化も考えられる」と、麻生大臣へ見解を求めた。

 麻生大臣はこれに対し、「社会通念上、公的資金をこれ(性風俗事業者)に投入して、誰も文句言わねえかって話ですよね」と話し、続けて「ただ、これよく考えてほしいんだけど、特殊営業の対象になるのは、テレクラとかストリップは入ってるけど、キャバレーとナイトクラブは入ってない。『どこが違うんだよ、正確に言ってみろ』って経産省に聞いた? 答えられるほど経験ないのが(官僚には)多いからね」と笑いながら爆弾発言。会場にはどこか控えめな笑い声が響いた。

 麻生大臣は「これはなかなか大事なところ。どっかで線を引かなきゃしゃあないっていうところが難しいんだと思いますけど。私は所管じゃないんで、なんとも言いようがありませんけど、区別してあるところに関しては、正直、疑問は持ちました」と語り、答弁を締めくくった。給付金を受けられない性風俗事業者の心理を代弁した、前向きな発言だった。

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