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アングル:ビットコイン「半減期」、コロナ禍が価格に影響も


[ニューヨーク 8日 ロイター] - 暗号通貨(仮想通貨)ビットコインは、供給量が一定の水準に達した段階でマイニング(採掘)作業者に報酬として与えられる新たなコインの数が半分に減る「半減期」を迎える。過去の半減期は大幅な価格上昇を招いたが、新型コロナウイルスの流行で今回は不確実性が高い。

半減期は、11年のビットコインの歴史で3回目となる。近く到来すると幅広く予想されている。

ゲイン・キャピタルの市場リサーチ担当グローバル責任者、マット・ウェラー氏は「合理的な市場の観点からは、半減期への基本的な反応は現時点で十分に織り込まれているはずだ。これ以上の予見可能なイベントは考えられないからだ」と述べた。

半減期はビットコインのインフレを抑えるための仕組みで、ほぼ4年ごと、採掘量にして21万ブロックごとに訪れる。理論的には供給が減るため、価格は上昇する。

ビットコインの各プラットフォームによると、半減が必要な水準までは残り100ブロック程度の採掘が必要なだけとなっており、早ければ11日か12日に半減される可能性がある。

マイニング作業者に対し、報酬として与えられる新たなコインは現在、1ブロック当たり12.5ビットコイン。これが6.25コインに半減される見通し。

半減期を意識した買いが入り、ビットコインの価格は年初から40%近く上昇し、安値からは85%余り上げている。直近の価格<BTC=BTSP>は8630ドル。

対照的に、ドル指数<=USD>は年初から3.3%高にとどまっている。

ビットコインが最初の半減期を迎えたのは2012年11月で、報酬額は50コインから25コインに減少。2回目は2016年7月で12.5コインに減少した。

一方、トレーダーらによると、価格は12年終盤から14年までの期間に約1万%急騰し、16年半ばから最高値を記録した17年12月までの間に約2500%の大幅高を演じた。

暗号資産データ企業メッサーリのリサーチアナリスト、ライアン・ワトキンス氏は新型コロナ流行の経済への悪影響が、ビットコイン半減後の価格上昇を阻止する主な要因になり得ると予想。

一方、仮想通貨ディークレッド(Decred)共同創業者のジェイク・ヨコムピアット氏はウイルスの世界的流行(パンデミック)のさなかだからこそ、半減がビットコインや他の仮想通貨に好影響を与えると分析。

「パンデミックは極めてデフレ型のイベントで、経済活動はまさに激減するだろう。ビットコインの半減は必然的にデフレ的な行為だ」とし、このような景気シナリオは仮想通貨にとっては強気材料だと語った。

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