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豪、新型コロナ規制3段階で緩和 7月までの完全な経済再開目指す


[シドニー 8日 ロイター] - モリソン豪首相は8日、新規の新型コロナウイルス感染者が1日当たり20人を下回ってきたことを受け、感染の抑制継続を前提に3段階に分けて7月までに経済活動を完全に再開する計画を発表した。

モリソン首相は、記者会見で「複雑かつ極めて先行き不透明な環境下にあるが、逆戻りすることへの不安から、前進できなくなってしまうことがあってはならない」と語った。

「これは新型コロナの危険がなくなったオーストラリアのための計画だ。可能な限り迅速に、われわれをいるべき場所に連れ戻してくれる計画だ」と強調した。

首相によると、財務省はこの計画により、85万人の雇用回復を見込んでいる。

経済再開に向けた規制緩和の第1段階では、現在持ち帰りサービスに限定されているカフェとレストランの再開が認められる。ただ、一度に受け入れる顧客数は10人までとなる。

第2段階では、スポーツジムや映画館、ギャラリーの営業再開が認められる。ただ、顧客数は最大20人とする。この時点で各州間の一部移動が認められる。

第3段階では最大100人の集会を認める。通勤も認められ、ナイトクラブの営業も再開する。州をまたぐ全ての移動が可能になり、ニュージーランドなど海外渡航も一部許可される。

また、オーストラリアに留学している学生は豪国内に戻ることが出来る。ただ、2週間の待機が義務付けられる。

オーストラリアは3月、国境を封鎖するとともに社会的距離を確保する厳しい規則を導入。こうした対策が奏功し、国内の新規感染者は大幅に抑制されている。

ロックダウン(都市封鎖)により感染拡大は抑えられ、医療機関の病床がひっ迫する事態は回避できたが、経済的損失も大きい。財務省の推計によると、ロックダウンは国内経済に毎週、40億豪ドル(26億米ドル)の影響を及ぼしている。

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は8日に公表した四半期金融政策報告で、2020年上期の豪経済は10%のマイナス成長となり、30年ぶりに景気後退(リセッション)に陥るとの見通しを示した。

*内容を追加しました。

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