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「テレビは今までのこだわりを削ぎ落として、新しい挑戦に振り向けてほしい」ロンブー淳&橋下氏が“リモート出演”で感じたこと


 新型コロナウイルスの影響が社会全体に及ぶ中、“アフターコロナ”という言葉が聞かれるようになってきた。2日のABEMA『NewsBAR橋下』では、以前からYouTubeやTwitterなど、ネットを巧みに活用してきたロンドンブーツ1号2号の田村淳と、リモート出演が定着してきたという橋下徹氏が、今後のテレビの変化について議論した。

・映像:10万円給付、テレビのリモート出演について橋下氏とロンブー淳が議論

淳:バラエティの収録も止まっているし、仕事の8、9割が飛んでいる。幸い、『ロンドンハーツ』は撮り溜めができているらしく、まだ大丈夫だが、そろそろどうするかという話になってくると思う。福岡の番組ではリモートでつないだ飲み会をそのまま放送したりと新しい取り組みは始まっているが、いつまでそういう形でやるのか、ちょっと不安。

橋下:僕は講演会の仕事などが中心だったが軒並み無くなって、7月、8月までキャンセルが出ている。ただ、ありがたいことにオンラインに切り替えてくれて、リモートだったり、パッケージにしたものをそのまま配信したり。書く方の仕事もあるし、コロナ問題について政治家はどう振舞うべきか、というテーマで番組出演の依頼も来ている。そういう意味では生活はできているから、本当は僕みたいな人間は一律10万円の給付金は受け取っちゃいけないんですよ。


淳:でも、実は無駄だった部分というか、ここまでやんなくても良かったんだ、というような部分が見えてきたと思う。今までのテレビって、実は“生(なま)さ”がなかった。その生さが、Zoomの映像をそのまま流すことによって出始めていると思う。音声が途切れたり、映像が乱れたりしても別にいいじゃないかと。

音声さんたちには本当に申し訳ないけれど、プロが入った方がいい場所と、そこまで良い音で録らなくてもいい場所を分けることで、むしろリアルに感じてもらえるかもしれない。あるいは美術さんたちは“俺たちの仕事がなくなるのか…”と言うかもしれないが、リモートで出演した人の後ろに置いてある観葉植物だって“テレビ用”だ。“無いと画が寂しいから”とか言うんだけど、視聴者は気にしてないと思う。その分、新しい美術を生み出せばいいと思う。実際、テレビを作っている人たちが“こんなことやってみよう。あんなことやってみよう”と知恵を出し合っている。このチャレンジを引き続き活かしてほしいと思っている。

橋下:僕も東京の番組は全て大阪の事務所からリモートでやらせてもらっている。移動の時間も泊まりもないから、その時間を別のことに充てられて、メチャクチャありがたい。スタジオに行かなくてもいいから、実は報道番組でも下は着替えずにスウェット、スリッパ(笑)。

淳さんが言うように、今までこだわっていた所を削ぎ落としてみて、その分を違うところに向けた方がいい。スタッフの皆さんも、“このままやろうよ”という雰囲気になってないかな。今度は家から出演させて!。ベッドの上とか、汚い仕事机の周りとかね。iPadでもできるでしょ?。もう出張先、旅行先からでもいいんじゃないの。それぞれバラバラの所にいてもできるんじゃない?

淳:リモートの撮影・収録は無くさないで欲しいと思う。橋下さんはどこにいてもズバズバ言うと思うけど、それでもリモートだからこそ出てくるような言葉、この距離だからこそ言えるという話もあると思う。人によっては新たに面白い部分が発見されることもあると思うし、それによって新たな視聴者層を獲得できることにもつながる。

せっかく有意義な情報を流しているのに、“テレビが言うことはなんか嘘くさいな”と思われるのはもったいない。こういう時代だからこそ、この“生さ”をどんどん出して、“だからマスメディアって強いんだ”というところを見せつけてほしい。


橋下:うちは子ども7人、妻と僕を入れて9人だけども、下の娘は若い人が大食いしている動画、次男坊はサッカーの動画、僕は輸入車が走っている動画を見ている。みんなバラバラだ。見る側・求める側も個人、発信する側・物を売る側も個人。いろんな人が個人でYouTubeの世界に行ったりしているけれど、そういう人たちは今のこの状況になってもそんなに困ってないのではないかと思う。マスメディアが不要になるとは思わないが、同時に新しい方向性を模索しないと、そういう個人の力にやられてしまう。

淳さんたちがやっているエンターテイメント、娯楽、バラエティはマスの方でいくのか、個人の視聴者の方を対象にするのか。エンターテイナーとしては、どう考えるのか。

淳:日本代表戦のようにみんなで同じ時間帯に一緒に見てワーっと盛り上がろう、みたいなものは、やっぱりテレビが強いと思う。マスと小さい方の組み合わせみたいなものが始まったら、もっと楽しいコンテンツは作れるかなと思う。“こんな企画、通るか?”というような、ちょっと際どい企画はBS、スカパー、Netflix、アマゾンプライムなどで動く。ちょっと緩いけど、やってみたい実験企画は、地方のテレビ局の人に話してみる。そしてマスメディアでは今までのような王道のバラエティを、というように、3つくらいに分けられると思う。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)
 

▶映像:10万円給付、テレビのリモート出演について橋下氏とロンブー淳が議論

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