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緊急事態宣言の今だからこそ見えてくるものを大事にしよう

今週のメルマガ前半部の紹介です。4月6日、とうとう東京都と全国6県に緊急事態宣言が出され、16日には全都道府県へ拡大されました。コロナウイルスとの戦いは新たなステージへと突入したと言ってもいいでしょう。

外出自粛、休校、ソーシャルディスタンスの徹底、リモートワーク等、多くの人たちがこれまで経験したことのない“非日常”の中で過ごしているはずです。

そんな中で、これまで気付かなかった新たな気付きがいろいろと得られていることでしょう。実は個人のキャリアを考えるうえで、こうした気づきはとても重要なヒントを与えてくれるものです。

今回は、非常事態宣言の中でいろいろと見えてきたものについて考察したいと思います。

コロナが丸裸にする人と仕事の本当の価値

経団連加入の大企業の7割がすでに在宅勤務導入にかじを切っていますが、現場の評価は概ね上々のようです。当たり前ですが“働きぶり”とか“残業時間”みたいなわけわからんアナログな目安ではなく、純粋にアウトプットで評価される方がホワイトカラーはストレスが少ないものなんです。

【参考リンク】約7割の企業でテレワーク推奨 経団連調べ

いい年こいて「上司が席にいる間はたとえ暇でも頑張って残業してるふりしないといけない」なんてやってても虚しいだけですから。

一方で、以下のような辛口な意見もあちこちから聞こえてきます。

「これまで会議でそれらしいことを言って存在感を出していた人が、実はそれ以外になにも仕事がないことが丸見えになってしまった」

「課長や部長と何度も会議して最終的に決裁権のある事業部長と会議をしていたが、情報共有を徹底して最後の一回だけに減らしたら資料作成業務が1/5くらいに減った。でもほとんど仕事の無くなった管理職もいる」

「リモートワークを頑なに拒んでいた人が職場にいた。コロナ危機で強制的に導入が決まり上司の指示で各自の担当業務を整理してみたが、その人だけこれといって持ち帰る仕事が無かった」

木を隠すなら森の中、じゃないですが「仕事をしてるふり」というのは、特に担当業務を明確化せずに大部屋で机並べてみんなでわーわー仕事する時にこそやりやすいんです。

リモートワークで担当業務を切り分けてしまうと、誰が何を担当して、どれだけアウトプットをたたき出したのか、白日の下にさらされてしまうわけです。

くわえて、できるマネージャーであればもう一段踏み込んで、業務の効率化まで進めるはずです。たとえば業務プロセスを見直して従来は複数回行っていた打ち合わせを一度で済ませるといったケースが典型ですね。

すると、そうした予備ミーティングを仕切っていたりそこで使われる資料作成で食っていた人たちの作業がやはりごっそり消滅するわけです。

過去30年以上にわたり日本の労働生産性は先進国中最下位レベルに低迷し続けていましたが、その理由は終身雇用でまず人ありきで業務プロセスや組織を構築していたためです。仕事しているふりをしている人や、本当は必要ないんだけどそこに人がいるから仕方なく続けられていた仕事がかなり存在していたわけですね。

コロナ対策としてのリモートワーク推進を通じて、そうした不都合な真実が色々とあぶりだされてきたということですね。

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