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新型コロナでグッチの中国販売に打撃、回復には慎重な見方


[ミラノ/パリ 21日 ロイター] - フランスの高級ファッションブランドグループ、ケリング<PRTP.PA>は21日、新型コロナウイルス危機の早期に傘下のグッチの販売が打撃を受けたと発表した。最初に感染が拡大した中国の顧客への依存度が高いことが理由。

ケリングの第1・四半期の売上高は、店舗の休業や欧州の生産拠点閉鎖などの影響もあり、前年同期比15.4%減の32億ユーロ(34億7000万ドル)となった。既存店売上高は16.4%減。 

利益の大半を稼ぎ出すグッチの既存店売上高は前年同期比23.2%減った。これに対し、傘下のサンローラン・ブランドの売上高の減少率は13.8%だった。

ジャンマルク・デュプレ最高財務責任者(CFO)は記者団に対し、店舗の営業再開に伴い、中国本土の販売見通しは上向いているとし、「中国本土では4月初めから、わが社の大半のブランドで改善や前向きな動向がみられる」と語った。日本を除くアジアの売上高の37%を占めるグッチが回復を先導しているとした。

ただ、一部の店舗は3月末に営業を再開したばかりで、首都北京の一部で制限措置が残っていることを考えると、どの程度しっかりとした回復になるかを結論付けるのは時期尚早だと述べた。

デュプレ氏はまた、5月まで大半の西欧諸国でロックダウン(都市封鎖)措置が取られていることから、欧州や米国での回復は6月ないし7月まで本格化しないとの見通しを示した。 

一方、シティのアナリスト、トーマス・ショーヴェ氏は、ケリングとイタリアのダウンメーカー、モンクレール<MONC.MI>は、競合勢よりも新型コロナウイルス危機をうまく乗り越えるとの見方を示した。また、ケリングは電子商取引への移行が進んでいるため、他社よりも店舗休業の影響を相殺しやすいとした。

デュプレ氏によると、第1・四半期のオンライン売上高は前年同期比20%増で、グッチのオンライン売上高は中国本土で100%以上増加した。

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