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新型コロナウイルスが中学受験に与える影響は?【中学受験】

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として一斉休校の要請を受けて、日本全国の学校では3月2日から国内のほとんどの学校が休校となりました。収束のめどが立たない中、来年以降の中学受験には、どんな影響が出る可能性があるか、森上教育研究所がお伝えします。

新型コロナウイルスでの自宅学習、課題は「動機づけ」

休校にあたり、お子さまに家庭学習への取り組みを促すべく、それぞれの学校は準備や対応を進めていますが、「自宅ではほとんど勉強しない」というリアルな声も聞かれます。

自宅は先生と生徒という信頼関係で成り立っている教室とは環境が異なること、学期末試験がほとんど機能しなくなってしまったり、行事が中止になったりして、勉強する「動機づけ」がないことに困っている学校や生徒がほとんどでしょう。

とはいえ、緊急事態による緊張感から、学校から出された少なくない量の宿題に、生徒がしっかり取り組んでいるという学校もあります。

また、私立中学校の中には、この先に予定していたWeb学習をこの機会に前倒しして進めている学校や、これまで授業で使っていた予習ソフトを自宅学習に活用している学校もあり、今までこうしたツールを使っていた学校は比較的スムーズに自宅学習に取り入れることができたようです。

これから探求型の授業が行われていくと、自ら課題に取り組んだり、Web上で探索したりすることも必要になるため、今これを機に学習方法を習得しておくというのも一つの選択肢かもしれません。

また、こうした状況のもとでそれぞれの学校がどのような対策を行うのか、これから学校選びをする受験生の選択にも影響を与えそうです。

来年の受験率はリーマン・ショック時の数値にまで落ち込む可能性も

入試の面でいうと、新型コロナウイルスが経済に与える影響により不況に陥り、受験者数が少なくなることが考えられます。今年は14.3%となった受験率ですが、リーマン・ショック時の12%台にまで落ち込む可能性もあります。リーマン・ショック時には女子校や中下位校の受験者数が2〜3割減少しましたが、同じようなことがこれから起こるかもしれません。

加えて昨年の12月の段階ではGDPがマイナス成長となったため、ここまで上り調子できていた受験者数が経済的理由でリーマン・ショック時と同じくらいに落ち込むことも予想されます。また、早期の収束が見えなければ、入試自体が実施できるのかという問題が起こることも考えられます。

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