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IMF、世界恐慌以来のマイナス成長を予測

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IMF Says ”Great Lockdown” Recession Would Be The Worst Since Great Depression.

国際通貨基金(IMF)が14日に公表した世界経済見通し(WEO)は、当初のウォール街予測より暗い数字となりました。

今回のタイトル「ザ・グレート・ロックダウン」に象徴されるように、新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、2020年の世界成長見通しを1月時点の3.3%増→3.0%減、6.4%ポイントと前例のない下方修正に踏み切りました。世界恐慌以来で最大のマイナス成長を見込みます。一方、2021年は反動から5.8%増を掲げ、1月時点から2.4%ポイントの上方修正となります。

IMFは今回の見通しにつき、新型コロナウイルス禍の衝撃が金融市場に波及→経済活動の急低下→商品価格の大幅安→金融環境の急激な逼迫――など一連の負の状況を反映したと説明します。また、2021年見通しの前提としては「2020年下半期の回復」を指摘。ただし、当然ながら「極めて不確実性が高い」と釘を刺し、回復が小幅にとどまるリスクに警鐘を鳴らすことも忘れません。

各国・地域別の一覧は、以下の通り。2020年の成長率見通しでは中国の1.2%増を始め、米国の5.9%減など金融危機を超える衝撃的なマイナス成長が並びます。日本は5.2%減と、2009年以来の落ち込みとなる見通しです。

(作成:My Big Apple NY)

見づらいので、IMFから下方修正が一目瞭然のチャートをご紹介しましょう。


(出所:IMF

優先すべき政策としては、主に以下挙げました。

・適切な医療システムのための適切な資源確保
→検査拡大や防護服購入などに向け政府支出の拡大が必要だが、貿易制限は回避すべし

・公共衛生上の衝撃にとる経済活動への波及低減
→企業と家計を支援するための財政拡大
→中銀による流動性供給と政府による信用保証付与
→債務再編
→中銀、政府による刺激策

――

各国はウイルスという見えない敵との闘いに勝利すべく、財政と金融の両面で経済急減速を抑え込もうとしています。特効薬として機能するかは未だ不透明で、パニックに直面した人間の行動4パターン、すなわちFreeze(停止)、Flight(逃避)、Face(対峙)、Fight(戦い)のどの段階にあるか見極めも必要でしょう。

米株市場は既に停止や逃避から脱したような明るいムードが漂いますが、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長に言わせれば「回復のタイミングを決定づけるのは我々ではなく、ウイルス」。本当の勝負は、外出禁止関連措置の緩和が始まりそうな5月で、その頃には「セル・イン・メイ」の声が聞こえてきそうな気がするのは筆者だけでしょうか。

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