記事

米の中小企業向け緊急融資、新システム導入 遅延解決に向け前進


[ワシントン 8日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた中小企業を支援する米政府の3500億ドル規模の緊急融資について、新たなオンラインシステムが導入され、これまで中小企業庁(SBA)に登録したことのない金融機関も融資が可能になった。

この融資制度を巡っては、申請書類の書式やオンライン障害など技術的な問題により融資が遅延していると批判が出ていた。この新システム導入により問題の一部が解決される見通し。

財務省も8日、新たなガイダンスを発表。混乱を助長する一因となっていた、融資条件をめぐる疑問に対応した。

また連邦準備理事会(FRB)は8日、米銀大手ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>に課していた貸付制限について、一部を一時的に修正すると明らかにした。これにより同行の貸し出し余力が拡大することになる。[nL3N2BW187]

中小企業向け融資制度は2兆3000億ドル規模の経済対策の一環で、今月3日にスタートした。同制度に参加する銀行を通じて政府保証付きの融資を申請でき、資金を雇用の維持に充てた場合、条件付きで元本の返済が免除される。

当局者によると、8日午後までに1000億ドル超の融資が認可された。ただ、実際に融資が実行された金額に関するデータは、米政権も銀行業界も保有していない。

JPモルガンの推計によると、小規模企業の半数では現金資本余力が2週間に満たず、早期の資金調達が死活問題となっている。しかし、作業を急ぐあまり混乱や技術的不備が生じ、金融機関と企業の双方から不満が噴出。政権側が大至急対応に当たっていた。

残る問題は、依然として金融機関が公式な融資許可証の発行待ちである点だ。最初に使っていた記入用紙に不備があったことが判明したが、銀行筋によると、正しい用紙はまだ発行されていない。

この許可証がない場合、政府保証や返済免除の対象外となる恐れがあるため、金融機関が融資の実行に及び腰になっているという。

当局幹部は融資許可証がいつ発行されるかに関してコメントを控えた。

トピックス

ランキング

  1. 1

    アビガン承認煽る声に医師が苦言

    中村ゆきつぐ

  2. 2

    賭け麻雀苦言の労連トップが朝日

    和田政宗

  3. 3

    羽田で4人感染 ブラジルから到着

    ABEMA TIMES

  4. 4

    森法相の国会答弁ねじ曲げに呆れ

    大串博志

  5. 5

    安倍首相の言葉と行動大きく乖離

    畠山和也

  6. 6

    アベノマスクが唯一果たした役割

    田嶋要

  7. 7

    処分軽い黒川氏 裏に記者クラブ

    田中龍作

  8. 8

    誹謗中傷の規制急ぐ政治家を危惧

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  9. 9

    外国人選手が逮捕 試合なく薬物

    阿曽山大噴火

  10. 10

    パチンコ店団体の執行部総辞職へ

    東京商工リサーチ(TSR)

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。