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豪銀行、新型コロナ乗り切れる 一部にリスク=中銀金融安定報告


[シドニー 9日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は9日公表した金融安定報告で、国内銀行は新型コロナウイルスの感染拡大を十分乗り切れるとの見通しを示した。ただ、家計の債務に脆弱(ぜいじゃく)性がみられるほか、不動産市場が低迷するリスクがあるとの認識も示した。

中銀は、国内銀行について、収益性が高く資産のパフォーマンスが「非常に良好な」状態で低迷期に入ったと指摘。

銀行の「スタート地点が良好」だったため、金融システムは新型コロナの影響を増幅するのではなく、吸収しやすくなっているとの見解を示した。

ブロック総裁補は「オーストラリアの金融システムは力強く、この厳しい局面とその後の回復局面で、家計と企業を十分支えられる状況にある」と述べた。

金融安定報告は、国内の主要行について、中核的自己資本(Tier1)は規制当局が「間違いなく良好」と考える水準を大幅に上回っており、収益性も非常に高く、貸し倒れも非常に少ないと指摘した。

中銀は、銀行・企業・家計が景気低迷を乗り切る上で、最近の金融緩和と積極財政が助けになるとの見方を示した。

ただ、こうした措置にもかかわらず、「今後数カ月で、企業の倒産と返済の延滞が増える可能性が高い」との見通しを示した。

住宅ローンを抱えている家計については、繰り上げ返済が1カ月未満のローンは全体の3分の1弱で、このうちの約半数は所得の急激な減少の影響を特に受けやすいという。

中銀は不動産市場にも一定のリスクがあると指摘。新築住宅の需要が減り、住宅価格が急激に低下した場合、ネガティブエクイティ(債務超過)に陥るケースが増えるとの見方を示した。

「経済面のショックのその後の回復軌道については、かなりの不透明感がある」とし「この厳しい時期と、公衆衛生上の危機を脱した後の回復局面で、家計と企業を支援できるよう、金融機関が力強さを維持することが重要だ」と述べた。

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