- 2020年04月05日 09:10
新型コロナ 警察官も感染し警官多数が自宅待機 「治安崩壊」を阻止せよ!!
1/21日に過去最多の118人が新型コロナに感染判明。
1日の感染者がついに3ケタに到達した東京都。
4月4日(土)TBS『報道特集』はその中の1人として警視庁赤坂警察署の女性刑事がいると報じた。
「警視庁赤坂警察署の女性刑事が新型コロナウイルスに感染してしたことがわかりました。
警視庁は同僚65人を自宅待機とする方針でパトロールを強化するなどして治安維持に努めるとしています」
実は警察官の中からも新型コロナウイルス感染者が徐々に増えている。
前日の4月3日(金)、日本テレビ『news zero』は愛知県警で集団感染が起きていることを伝えている。
「愛知県では警察官が集団感染した疑いが。
きょう県内で感染が確認された12人中7人が同じ場所で剣道の練習をした県警の警察官でした。
これまでも同じく剣道の練習をした3人の警察官の感染がわかっていて、きょうで感染した警察官は合計10人となりました」
警察官の仕事は、見知らぬ人間と身近で会話をして犯罪の容疑をつかんだり、事故などを未然に防ぐ作業が多い。
つまり「濃厚接触」の積み重ねが警察官の職務の本質だといえる。
筆者はこのことを最近放送された「警察24時」という名前がついた「警察官のリアルドキュメント」の番組で実感した。
この種の番組は年度末などをはさんだ民放の期首期末で放送されることが多い。3月には以下の4本が放送された。
(A)『列島警察包囲網THE追跡2020春の事件簿』(テレビ朝日・3月5日放送)
(B)『激録・警察密着24時!!~悪い奴ら全員逮捕!衝撃の瞬間スペシャル』(テレビ東京・3月22日放送)
(C)『列島警察包囲網THE追跡2020春の事件簿』(テレビ朝日・3月30日放送)
(D)『火曜エンタ 激録・警察24時!!~2020春』(テレビ東京・3月31日放送)
このうち(A)と(C)は番組の題名も制作スタッフもほとんど同じだが、番組の内容は違うもので別番組だった。
(1)現場で関係者と"濃厚接触”
(D)の場面では、派手な交通事故の現場に警察官が急行すると黒い乗用車の後方が潰れ、また白い軽乗用車が横転していた。
黒い乗用車が無理な右折をしたことが事故の原因だった。
(事故を起こした黒い車の運転手が説明する)
「ここから一旦停止して確認して・・・」
(警察官が顔を近づけて)
「で、右折で」
(運転手)
「気づいたら車が来ちゃって(ぶつかって)」
事故を起こした運転手の事情を聞いた後、横転している軽自動車に乗っていた若者たち数人を車から降りてもらうと顔が赤い。
なかなか言うことを聞かないので若者の背中に手を当てて誘導する。
「ちょっと乗って」と運転手の若者をパトカーの中に乗せて飲酒検知を行う。
若者に隣り合って呼気をビニールに吐いてもらって機械にかける。アルコールが検知される。
(警察官)
「ほら!お酒出てる」
この若者は18歳で未成年者の飲酒運転だった。
番組を見ていると警察官の仕事というのが日々「濃厚接触」の連続だということがわかる。
タクシーに乗った40代の男性が降りる際に料金を払わない。運転手とトラブルになっているという場面も出てくる。
「現金を車内に落とした」と主張する男性は酔っている。男性が座っていた席を警察官が検める。
結局、1000円札が男性のポケットから出てくるまで40分以上かかったが、その間、警察官はこの酔った男性の言動にふリ回されていた。
(B)では自宅前でストーカーをされているという男性からの通報で警察官が出動した場面が登場する。
そこには女性が1人いた。
(警察官)
「いま通報があってね」
(女性)
「私、言いたくないです」
(警察官)
「なんでここにいるの?」
(女性)
「友だちに会いたい」
(警察官)
「会ってくれないの?」
(女性)
「はい・・・」
警察官が住人の男性に話を聞くと次のように言う。
(男性)
「こちらとしては迷惑だと伝えました。言ったけどずっとずっと来るんです」
この間、警察官たちは当事者の男女と顔をつき合わせて親身になって会話していた。
これも「濃厚接触」と言えるものだろう。
同じく(B)の場面。
信号無視をした乗用車をパトカーが追跡して男性の警察官がその車を止めて中の運転手の男と会話する。
免許証を携帯していないという返事があった後で以下のやりとりがあった。
警察官は乗用車の運転席に身を入れて告げた。
(警察官)
「ちょっと車検証いい? ちょっと出させてね」
男は助手席の方に回り込んで中を探り始めた。
警察官は運転席の中にさらに身を入れる。
(警察官)
「ちょっとここ座らせてもらっていい?」
(ナレーション)
「男をあやしいとにらんだ隊員はすぐさま運転席を押さえた」
(警察官)
「ちょっとここ(ダッシュボード)見させてもらっていい?ごめんね」
(男)
「見ちゃあかん」
(警察官)
「危ないもの入っているの?」
(男)
「入ってないって。なんで?」
(警察官)
「他に名前の分かるもん入っているかもしれんし」
やりとりするうちに男が助手席側から運転席に割り込んできた。
(警察官)
「痛い、痛い、痛い」
(男)
「カギを抜くな。お前。バカヤロー」
男は車から飛び出して何かを捨てた。
警察官たちは男性の身体を押さえて無線で応援要請をした。
捨てたものを踏みつけようとしていた。
男が抵抗を続けるので信号無視で現行犯逮捕。
応援のパトカーが来てから捨てたものを確認すると、白い粉が付着したビニール袋。
車内からは催涙スプレーや空き巣がよく使う解錠道具が見つかった。その後、男は余罪を追及されている。